10歳キラキラ白書 2018年版(1)

調査対象 実施先が運営する小学生・中学生女の子向け下着の悩みを解決するサイト『ガールズばでなび(http://www.wacoal.jp/girlsbody)』訪問者 3,299名(10歳:321名) 調査実施先 株式会社ワコール(株式会社アンティル)
調査方法 インターネット調査 調査期間 2017/09~2017/12

調査結果の概要

10歳は女の子にとって、からだが変化し始めるだけでなく、「環境面」や「心理面」でも大きな変化を迎える時期です。また、さまざま情報が取り巻く中で、親世代との意識のギャップが出てくる頃でもあります。ワコールでは、10歳の女の子たちとその親世代に向けて輝やかしい未来につながる大切なことを知ってもらう「10歳の未来プロジェクト」を2015年から行っています。このプロジェクトの一環である「10歳キラキラ白書」も今年で3年目。等身大の“10歳”を知り、“子どもたちの今”の理解を深めていくこと、そしてずっと良好な親子関係であり続けることを目的にワコールのWEBサイト上で意識調査を実施しています。本白書では、10歳の女の子の実態を顕在化し、イマドキの“10歳”事情を紹介していきます。また、親子の関係性を紐解きながら、コミュニケーションのあり方を提案します。まず、家族についてみると・・・家族と一緒に夜ごはんを食べる?と尋ねました。食事は1日の中でも大切なコミュニケーションの場のひとつですが、10歳の7割近く(68.6%)が「ほぼ毎日」家族と一緒に夕食を取っています。次に、家族は仲がいいと思う?と聞いたところ、80%以上が、家族と仲が良い(「すごくそう思う」「少しそう思う」 計)と感じています。しかし、子どもの年齢があがるにつれて、その割合は低くなっていきます。からだの成長や下着について、お母さんに相談したことがある?と尋ねました。10歳がお母さんにからだや下着のことを相談する(「いつも相談する」11.2%、「たまに相談する」39.1% 計)割合は、ちょうど約半分程度という結果になりました。さらに、10歳以降、からだの成長が進むにも関わらず、母親への相談頻度は下がっていることがわかります。また、お母さんと、もっと一緒に過ごしたいと思う?という質問の回答をみると、半数以上の10歳が、“第1次親離れ!”ということでしょうか?「もっと一緒に過ごしたい」は43.0%と、お友達や他の関心ゴトに目を向けていく様子がうかがえます。子どもの年齢があがるにつれて、「もっと一緒に過ごしたい」の割合は低くなっていきます。ここからは自分についての質問です。お化粧はする?と尋ねました。「いつもする」3%と「時々する」41%を含め、10歳の44%が化粧をしていることがわかりました。また、自分が着る洋服のデザインや色は自分で選んでいる子がほとんど(「すごくそう思う」70%、「少しそう思う」18% 計)でした。((2)に続く)

調査結果

家族と一緒に夜ごはんを食べる?(単一回答)(単位:%)
【10歳】(n=293)
家族は仲がいいと思う?(単一回答)(単位:%)
からだの成長や下着について、お母さんに相談したことがある?(単一回答)(単位:%)
お母さんと、もっと一緒に過ごしたいと思う?(単一回答)(単位:%)
化粧はする?(単一回答)(単位:%)
【10歳】(n=317)
洋服のデザインや色は自分で選ぶほうだ(単一回答)(単位:%)
【10歳】(n=290)