子育て層の“子どもの受動喫煙”全国意識調査

調査対象 全国の子どもの保護者 346名 調査実施先 アクトインディ株式会社
子どもとおでかけ情報『いこーよ』調べ
調査方法 インターネット調査(『いこーよ』サイト上で実施 ) 調査期間 2018/01/09~2018/02/05

調査結果の概要

アクトインディ株式会社が企画運営する、国内最大級の子どもとおでかけ情報『いこーよ』は、4月1日の[東京都子どもを受動喫煙から守る条例]の施行を前に、子どもを持つ全国の保護者を対象に子育て層の“子どもの受動喫煙”全国意識調査を実施しました。まず、現在子どもがいる保護者の方にご自身がタバコを吸うかどうか質問しました。その結果、「吸っている」と回答した方の割合は13.7%でした。男女別で見ると大きな開きがあり、男性の保護者は約3割(30.9%)が喫煙者であるのに対し、女性の保護者の喫煙者割合は3分の1の1割弱(9.5%)という結果でした。次に、2018年4月から東京都で施行される[東京都子どもを受動喫煙から守る条例]について、保護者が知っているかどうかを質問したところ、「知っていた」と回答した割合は25%でした。居住地を<東京都>に絞った場合でも、32%という結果で、全国と10ポイント程度しか変わらず、まだ浸透していないことがうかがえました。[同条例]では、保護者は受動喫煙を防止する措置が講じられていない施設などに子どもを立ち入らせないようにすることや、家庭においても喫煙者が子どもの受動喫煙防止に努めることを求めていますが、東京都が打ち出した今回の受動喫煙防止条例に対して、賛成か反対か質問したところ、タバコを<吸ったことがない>方たちの賛成割合は8割超(84.2%)という高い割合に対して、喫煙者では賛成割合は5割(44.7%)を下回る結果となりました。しかし、喫煙者において反対割合が高いわけではなく、「どちらともいえない」48.9%という回答が約半数にも上っているところに注目したいと思います。現在喫煙をされている方に、家庭内で子どもが受動喫煙しないよう配慮をしていますかと質問しました。すると、9割超の方が何らかの「配慮をしている」94%と回答しました。子どもが受動喫煙にさらされる可能性の高い場所として飲食店があげられますが、直近の1年で分煙対策をしている飲食店を利用した方に飲食店の分煙対策の満足度を聞いてみたところ、「やや不満」と「大変不満」を合わせた『不満』を感じる割合が一番高かったのは、タバコを<以前吸っていたが完全にやめた>方(43%)でした。対して、不満を感じる割合が一番低かったのは<禁煙中>の方(27%)でした。

調査結果

あなたはタバコを吸いますか(単一回答、n=342)(単位:%)
東京都では4月から子どもを受動喫煙から守る条例が施行されますが、ご存知ですか
<全国>(単一回答、n=346)(単位:%)
<東京都>(単一回答、n=40)(単位:%)
今回の東京都の受動喫煙防止条例に賛成ですか反対ですか(単一回答、n=342)(単位:%)
現在家庭内で子どもが受動喫煙しないよう配慮をしていますか(単一回答、n=47)(単位:%)
飲食店の分煙対策の満足度をお聞かせください(単一回答、n=310)(単位:%)