第4回 上場企業の課長に関する実態調査

調査対象 従業員数100人以上の上場企業に勤務し、部下を1人以上持つ課長 717人(男性 692人、女性 25人) 調査実施先 学校法人産業能率大学
調査方法 インターネットリサーチ 調査期間 2017/11/10~2017/11/13

調査結果の概要

学校法人産業能率大学(東京都世田谷区)は、従業員数100人以上の上場企業に勤務し部下を1人以上持つ課長を対象に、職場の状況や課長自身の意識などに関するアンケートを実施し、『第4回 上場企業の課長に関する実態調査』としてまとめました。まず、はじめに3年前と比較した職場の状況を尋ねたところ、「業務量が増加している」58.9%が最も多く、次いで「成果に対するプレッシャーが強まっている」37.5%、「コンプライアンスのために制約が厳しくなっている」36.5%が上位3位となりました。課長として悩みを感じていることについて尋ねました。すると、『第2回(2012年12月調査)』『第3回(2015年11月調査)』に続き、今回も「部下がなかなか育たない」39.9%が最多となりました。2位は「部下の人事評価が難しい」31.9%、3位は「職場の(or自分の)業務量が多すぎる」26.6%という順になりました。あなたの部下に不足していると感じる知識・能力・態度は何か?と尋ねました。その結果、「新しいアイデアを生み出す力」33.5%が最も多く、以下「課題を明確にする力」28.9%、「問題を把握する力」26.6%が上位3位となりました。自身の海外志向について、海外で働きたいと思いますか?と尋ねたところ、「働きたいとは思わない」が48.7%、「国・地域によっては働きたい」が40.9%、「どんな国・地域でも働きたい」が10.5%となりました。“海外で働きたい”理由については、「日本ではできない経験を積みたいから」59.2%、「自分自身の視野を広げたいから」59.0%、「自分の能力を高めることができると思うから」38.0%などが上位に挙げられました。一方、“海外で働きたくない”理由については、「自分の語学力に自信がないから」61.6%、「生活面が不安だから」50.1%、「海外に魅力を感じないから」33.0%などが上位に挙げられました。

調査結果

あなたが管理する職場の状況は、3年前と比べてどのように変化していますか?(複数回答、5項目抜粋)(単位:%)
課長として悩みを感じていることはありますか?(複数回答、5項目抜粋)(単位:%)
あなたの部下に不足していると感じる知識・能力・態度についてお答えください。(複数回答、5項目抜粋)(単位:%)
あなたは海外で働きたいと思いますか?(全体)(単位:%)
海外で働いてみたい理由は何ですか?(複数回答、n=368、※「あなたは海外で働きたいと思いますか?」の設問で.「どんな国・地域でも働きたい」「国・地域によっては働きたい」と回答した人、5項目抜粋)(単位:%)
海外で働きたくない理由は何ですか?(複数回答、n=349、※「あなたは海外で働きたいと思いますか?」の設問で「働きたいとは思わない」と回答した人、5項目抜粋)(単位:%)