家族で過ごす日本の季節と文化 第7回 七五三

調査対象 全国の中学生までのお子様がいる20代~40代の既婚女性 200名 調査実施先 株式会社不二家
不二家ファミリー文化研究所
調査方法 インターネット調査 調査期間 2017/03

調査結果の概要

【ペコちゃんの森】(https://www.fujiya-peko.co.jp/mori/index.html)では、株式会社不二家『不二家ファミリー文化研究所』が独自に行った、さまざまなアンケート調査の結果を、毎月皆さんにお届けしています。今回行ったのは、中学生までのお子様がいる全国の20代~40代の既婚女性200名を対象とした「家族で過ごす日本の季節と文化」に関するアンケート。季節に応じた日本のさまざまな行事や習わしについて、今のご家庭のイベント事情をお届けします。第7回のテーマは、「七五三」です。最初に、子どもの「七五三」のお祝いをしたか聞いてみたところ、お祝いをした方が8割以上(88%)いました。子どもの「七五三」のお祝いをした方の割合を地域別に集計してみたところ、大幅な差はないものの、「北陸・中部」の実施率が94%と最も高く、「九州」が最も低い71%という結果になりました。子どもの「七五三」のお祝いをしたと回答した方に、どのようにお祝いしたのかを複数回答で聞いてみました。「写真スタジオで撮影した」が143票で最も多く、「神社にお参りに行った」と「着物や袴などの和装をさせた」が同数の132票で続きました。続けて、子どもに七五三の衣装を着せたのかを聞いてみたところ、78%の方が「着せた」と回答しました。子どもの「七五三」のお祝いに衣装を着せたと回答した方に、どのように衣装を用意したのかを聞いてみました。「貸し衣装などの専門店や写真スタジオでレンタルした」方が最も多く、87票を集めました。次に続いたのは「祖父母が購入した」で17票、「自分たち(父母)で購入した」が15票でした。衣装の用意方法を「レンタル」「購入」「それ以外」に分け、地域別に割合を出してみました。「レンタル」が最も多かった地域は「北海道・東北」、「近畿」(71%)で、「購入」が最も多かった地域は「九州」(33%)という結果になりました。今回の調査では、とても多くの人が「七五三」を祝っていることがわかりました。「七五三」という言葉は明治時代からのようですが、その起源は平安時代に公家の間で行われていた「髪置き(かみおき)」「袴着(はかまぎ)」「帯解き(おびとき)(紐(ひも)解き)」などの「お祝いの儀」といわれています。千年もの時を経て、時代時代で形を変えながら今も受け継がれている「七五三」。これからも、日本の大切な文化の1つとして残していきたいですね。

調査結果

子どもの「七五三」のお祝いをしましたか?(回答者:200名)(単位:%)
子どもの「七五三」のお祝いをしましたか?(回答者:200名)(単位:%)
<地域別>
子どもの「七五三」をどのようにお祝いしましたか?(※前問で子どもの「七五三」のお祝いをしたと回答した方、回答者:176名)(複数回答)(単位:票)
「七五三」のお祝いの時、子どもに衣装を着せましたか?(※前問で子どもの「七五三」のお祝いをしたと回答した方、回答者:176名)(単位:%)
子どもの「七五三」の衣装は、どのように用意しましたか?(※前問で子どもの「七五三」のお祝いに衣装を着せたと回答した方、回答者:137名)(複数回答)(単位:票)
子どもの「七五三」の衣装は、どのように用意しましたか?(※前問で子どもの「七五三」のお祝いに衣装を着せたと回答した方、回答者:137名)(単位:%)
<地域別>