“職業と男性の身だしなみ”に関する調査

調査対象 「勤務先に10名以上男性社員がいる」と回答した20~30代の有職男女 500名 調査実施先 パナソニック株式会社
調査方法 インターネット調査 調査期間 2017/07/28~2017/08/08

調査結果の概要

ビジネスにおいて、印象を左右しかねない男性の“身だしなみ”。役員はヒゲをたくわえて威厳を演出してもOK、営業職の長髪はもってのほか…など、職種によって身だしなみの意識には【暗黙のルール】が存在していると言えそうです。そこで今回、パナソニック株式会社では「勤務先に10名以上男性社員がいる」と回答した20~30代の有職男女を対象に“職業と男性の身だしなみ”に関する調査を実施しました。はじめに、現在の職場は“男性の身だしなみ”に厳しい職場だと思うか?尋ねたところ、44%が「はい」と回答。具体的には、[服の種類に加えて、腕まくり禁止やボタンを留める位置の規定もある](24歳・男性・製造業)など細かな社内規則が存在している職場もあれば、[クールビズ期間以外はスーツだが、期間中でも役員が出席する社内会議では上着の着用が暗黙のうちに義務づけられている](39歳・男性・製造業)など、明文化されていないルールが存在する職場など様々のようです。ただし、職場の“男性の身だしなみ”に対してどのように思うか?(もっと緩和してほしいと思うか?)尋ねると、男性社員の3.5人に1人が「もっと緩和してほしいと思う」28%と考えているという結果に。もっと自由に“身だしなみ”を整えたいと考えている男性も少なからずいることがわかります。次に、男性の“身だしなみ”を<ヒゲ>について調べました。まず、「自分の職場に<ヒゲ>が似合う男性社員がいる」と回答した人は男性40%、女性25%となり男女で差がでる結果に。男性の<ヒゲ>は、同じ男性からの支持を集めやすいと言えるかもしれません。一方、ヒゲの剃り残し=“青ヒゲ”に関してはシビアに捉えられているようで、「“青ヒゲ”よりは“ヒゲ”を整えたほうが、清潔感があると思う」54%という人は男女併せて半数超という結果になりました。さらに、職種ごとの男性の身だしなみに関する【暗黙の了解】をさぐるべく、『ヒゲ』を生やしてもOKだと思う職種/NGだと思う職種を尋ねました。まず、OKだと思う職種1位は「クリエイティブ職(デザイナー、WEB・ゲーム制作、プランナーなど)」50%、2位は「経営者・役員」42%、3位は「運輸・物流職(ドライバーなど)」40%が続きました。自由な発想が期待されるクリエイティブ職は、『ヒゲ』に対しても周囲の寛容度が高いと言えるかもしれません。一方、NGだと思う職種1位は「営業職」58%、2位は「専門・サービス職(医療、福祉、教育など)」42%)、3位は「経理・総務職」「販売・サービス職」各33%が挙げられ、やはり取引先など社外とのやり取りがある職種は『ヒゲ』が許されないと考えられていることがわかります。次に男性のヘアスタイルについて、清潔感のないヘアスタイルの男性社員を見かけたことがあるか?尋ねたところ、「ある」という人が64%もいるという結果になりました。男性のヘアスタイルに対しては、女性からも[流行りのツーブロックは、清潔感を保っていたらいいと思う](29歳・女性・医療/福祉)、[人に不快感さえ与えなければ良いというのは最低限で、ある程度センスのあるヘアスタイルにしてほしい](35歳・女性・製造業)といった、清潔感かつ流行を押さえたヘアスタイルを求める声が聞かれます。ヒゲ・ヘアスタイルを整えることは、スマートなビジネスマンライフの第一歩と言えるかもしれません。

調査結果

現在の職場は“男性の身だしなみ”に厳しい職場だと思いますか?(単位:%)
職場の“男性の身だしなみ”をもっと緩和してほしいと思いますか?(男性のみ)(単位:%)
職場に<ヒゲ>が似合う男性社員がいますか?(単位:%)
“青ヒゲ”より、“ヒゲ”を整えたほうが清潔感があると思いますか?(単位:%)
『ヒゲ』を生やしてもOKだと思う職種(単位:%)
NGだと思う職種(単位:%)
清潔感のないヘアスタイルの男性社員を見かけたことがありますか?(単位:%)