小中学生のスポーツに関する意識調査(2)

調査対象 全国の小学1年生~中学3年生の子どもを持つ親(子どもと一緒に回答できる方) 900人 調査実施先 株式会社バンダイ
調査方法 インターネット調査(協力:株式会社クロス・マーケティング) 調査期間 2017/07/21~2017/07/23

調査結果の概要

((1)より続く)体育の授業以外でスポーツをしたことで変化したことについて尋ねてみたところ、親子ともに「友達が増えた」(子ども45.5%、親33.0%)、「体力がついた、体が丈夫になった」(子ども38.2%、親41.9%)という声が多数あがりました。親子別に尋ねてみると、子どもは4位に「体育の授業が得意になった」15.8%がランクインするなど、直接的な身体面での変化を感じている一方で、5位「毎日が楽しくなった」14.7%、7位「自分に自信が持てるようになった」14.5%のような精神面への変化の声もあげられており、スポーツをすることが、子どもたちの日常に良い影響をもたらしていると感じられる結果となりました。親からは、5位に「最後までやりぬく力がついた」11.7%という意見もあがっており、スポーツを経験することで、子ども本人だけでなく、親も子どもたちの良い影響を感じていることが読み取れました。好きなスポーツ選手について尋ねたところ、女子からの圧倒的な支持を得て、浅田真央さんが2年ぶりに男女総合1位となりました。選んだ理由としては、[かわいいから][笑顔が素敵だから]といった容姿に加えて、[頑張っているから]という努力する姿勢を支持する意見があげられました。引退してもなお、愛され続けていることがうかがえます。2位には昨年1位の錦織圭選手、3位には昨年に続いて羽生結弦選手がランクインしました。男女別にみてみると、男子TOP5には錦織圭選手以外にも、本田圭佑選手や香川真司選手など、世界で活躍している日本選手がランクイン。選んだ理由としては、[世界で戦っている]ことだけではなく、[一生懸命だから][努力家だから]という声もあげられ、競技に向き合って頑張る姿に惹かれる傾向にあることが読み取れました。また、3位には昨年から順位を1つ上げ、大谷翔平選手がランクイン。初の男子TOP3入りを果たしました。女子TOP5には浅田真央さんをはじめ、羽生結弦選手や本田真凜選手のフィギュアスケート3選手がランクイン。選手だけではなく、フィギュアスケートというスポーツに対しての人気もうかがえます。なお、本田真凜選手は新たに女子TOP3入りを果たしており、注目度の高さがうかがえる結果となりました。錦織圭選手と羽生結弦選手を除き、男子は男性アスリート、女子は女性アスリートを好きなスポーツ選手として選んでおり、同性の選手を支持している傾向にあることもわかりました。

調査結果

体育の授業以外でスポーツをしたことで変わったこと(親子別)
【子どもの実感】(複数回答、n=539、※スポーツをしている子どもとその親ベース、単位:%)
【親の実感】(複数回答、n=539、※スポーツをしている子どもとその親ベース、単位:%)
好きなスポーツ選手
【男女総合TOP10】(単一回答、n=900、単位:%)
好きなスポーツ選手
【男子TOP5】(単一回答、n=450、単位:%)
【女子TOP5】(単一回答、n=450、単位:%)
参考:好きなスポーツ選手
【2016年 男女総合TOP10】(単一回答、n=900、単位:%)