電子たばこに関するアンケート調査【非喫煙者編】

調査対象 全国のたばこを吸わない(元喫煙者を含む)20代~60代男女 1,000名(男性411名、女性589名) 調査実施先 株式会社アスマーク(ASMARQ)
調査方法 インターネット調査(実施先の自社モニター ) 調査期間 2017/05/19~2017/05/22

調査結果の概要

マーケティングリサーチ会社の株式会社アスマーク(旧マーシュ)では、全国のたばこを吸わない20代~60代の男女を対象に、電子たばこに関するアンケート調査を実施しました。まず、たばこの“におい”や“煙”に対してどのように感じているか尋ねたところ、「気になる」69.8%が7割を占め、「やや気になる」19.2%と合わせて、非喫煙者全体の約9割を占めました。たばこのにおいや煙が「気になる」「やや気になる」と回答した人に、たばこのにおいや煙が気になる場所を尋ねました。最も多かったのは「飲食店(居酒屋も含む)」83.0%でした。次いで「喫煙室・喫煙コーナーの周辺」66.7%、「路上」49.3%の順となりました。たばこを吸わない人は“電子たばこ”や“加熱式たばこ”をどれぐらい知っているのか尋ねました。「どういうものか知っている」は32.0%、「名前は聞いたことがある」は59.0%で、合わせて認知度は9割でした。さらに、多くの喫煙者に普及してほしいと思うか尋ねたところ、「普及してほしい」が28.5%、「やや普及してほしい」が18.3%で、合わせて46.8%となりました。また、「どちらともいえない」が37.3%と3分の1強を占め、「普及してほしくない」は11.0%、「あまり普及してほしくない」は4.9%で、合わせて15.9%となりました。本アンケート実施時点(2017年5月19日~22日)で、厚生労働省が国会への提出を目指していた受動喫煙対策の禁煙法案【飲食店などの建物の中を原則禁煙とする法案】について知っているか尋ねました。「内容までよく知っている」が26.0%、「なんとなく聞いたことがある」が55.1%で、喫煙しない人でも認知率は81.1%と高い結果となりました。同時期に、喫煙者を対象に実施した「同アンケート調査」でも同様に尋ねて回答を比較したところ、現在たばこを吸っていると答えた喫煙者(700人)は「内容までよく知っている」が37.4%、「なんとなく聞いたことがある」が54.7%で、合わせて認知度は92.1%となり、非喫煙者の方が10ポイント低い結果となりました。最後に、禁煙法案に対する賛否を回答してもらったところ、「賛成」が61.7%、「やや賛成」が18.6%で、合わせて8割を占めました。「どちらともいえない」は16.3%、「やや反対」が2.0%、「反対」が1.4%となりました。喫煙者では「賛成(「やや賛成」18.6%含む)」が33.7%、「どちらともいえない」が31.9%、「反対(「やや反対」12.9%含む)」が34.5%と意見がわかれました。「賛成」は非喫煙者の80.3%に比べて33.7%と大きな差がつきました。(※最終的には今国会への提出は見送られました[6月16日時点])

調査結果

たばこの“におい”や“煙”に対するあなたの意識として、あてはまるものをお選びください。(1つ選択、n=1,000)(単位:%)
たばこの“におい”や“煙”が気になる場所はどこですか。あてはまるものをすべてお選びください。(複数選択可、n=890、※「たばこの“におい”や“煙”に対するあなたの意識として、あてはまるものをお選びください」の設問で「気になる」「やや気になる」と回答した人)(単位:%)
あなたは、“電子たばこ”または“加熱式たばこ”をご存知ですか。(1つ選択、n=1,000)(単位:%)
あなたは、“電子たばこ”または“加熱式たばこ”が、多くの喫煙者に普及してほしいと思いますか。(1つ選択、n=1,000)(単位:%)
厚生労働省は、“受動喫煙対策”として、飲食店などの建物内(一部例外あり)を原則禁煙とする法案を検討しています(2017年5月11日時点の情報です)。詳しい内容については現在議論が行われていますが、あなたはこの法案についてご存知でしたか。(1つ選択、n=1,000)(単位:%)
*喫煙者:実施先自主調査「電子たばこに関するアンケート調査【喫煙者編】
この法案について、あなたの率直なご意見をお答えください。(1つ選択、n=1,000)(単位:%)
*喫煙者:実施先自主調査「電子たばこに関するアンケート調査【喫煙者編】