犬飼い主のマナーに関する調査

調査対象 犬飼い主男女 563名、犬と一緒に暮らしたことのない人(男女 563名) 調査実施先 アイペット損害保険株式会社
調査方法 インターネットアンケート 調査期間 2017/07/03~2017/07/04

調査結果の概要

アイペット損害保険株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:山村鉄平)は、犬飼い主と、犬と一緒に暮らしたことのない方を対象に、犬飼い主のマナーに関する調査を実施しました。まずはじめに、犬と一緒に暮らしている方に、犬が苦手な人への配慮ができていると思いますか?と尋ねたところ、「どちらかというとできている」という回答も含め、「できている」と回答した方は86.9%となり、多くの犬飼い主が犬を苦手な人のことを気にかけて生活していることがわかりました。一方、犬と一緒に暮らしていない方を対象に、犬飼い主に対して不満を感じたことはありますか?と尋ねたところ、「不満を感じたことがある」と回答した方が65.2%を占めました。犬飼い主に対して不満を感じたことが「ある」と回答した方に、具体的に不満に感じている点を尋ねました。「トイレの後始末をしない」と回答した方が74.1%、「同伴禁止の場所に連れてくる」と回答した方が23.2%、「公共・交通機関などできちんとケージに入れない」と回答した方が21.0%となりました。一般的なマナー違反の中でも、特に「トイレの後始末をしない」飼い主に対して不満を感じている方が多いことがわかりました。犬飼い主に対して不満を感じると回答した方の中には、「お散歩中に近寄ってくる犬を制御しない」と答えた方が46.3%、「ノーリード」と答えた方が45.5%いることがわかりました。もしかしたら犬が苦手な方にとっては、犬が近づいても大丈夫だと思える範囲が、飼い主が「これくらいなら大丈夫だろう」と感じているよりも、もっともっと狭いのかもしれませんね。犬と一緒に暮らしていない方を対象に、犬のことは好きですか?と尋ねたところ、44.6%の方が犬のことは「苦手」と回答していました。「苦手」と回答した方に対して、犬が苦手な理由を尋ねたところ、過去犬に追いかけられたり、犬に噛まれたりと「昔、嫌なことがあった」と回答した方が44.6%いることがわかりました。また、犬のことを「怖い」と感じる方も42.6%いることがわかりました。犬飼い主からすると、愛犬は可愛い家族の一員。[うちの子は小型犬だから][うちの子は吠えないから][うちの子は可愛いから]、だからきっと大丈夫だろうと、いつも一緒に暮らしているからこそ、そのあたりの境界線を見誤っているのかもしれません。最後に、犬と一緒に暮らしている方に、犬を怖いと感じたことはありますか?と尋ねました。犬と一緒に暮らしておらず、犬が苦手だという方のうち、42.6%が犬に対して怖いという感情を持っていることがわかりましたが、一方で、現在犬と一緒に暮らしている方でも「犬を怖いと感じたことがある」と回答した方は64.3%もいることがわかりました。今回の調査では、飼い主のマナー違反と配慮の足らなさが、犬が苦手な方への不満を募らせていることがわかりました。犬が苦手な方への配慮をきちんとすることで、犬が好きな方も苦手な方も住みよい世界を作ってこそ、犬・猫との共生環境向上が現実的になっていくのではないでしょうか。

調査結果

犬が苦手な人への配慮ができていると思いますか?(単一回答、n=563、※対象:犬飼い主)(単位:%)
犬飼い主に対して不満を感じたことはありますか?(単一回答、n=563、※対象:非飼育者)(単位:%)
犬飼い主のどのような点に不満を感じますか?(複数回答、n=367、※対象:非飼育者、「犬飼い主に対して不満を感じたことはありますか?」の設問で「ある」と回答した方)(単位:%)
犬のことは好きですか?(単一回答、n=563、※対象:非飼育者)(単位:%)
犬が苦手だと思う理由な何ですか?(複数回答、n=251、※対象:非飼育者、「犬のことは好きですか?」の設問で「苦手」と回答した方)(単位:%)
犬を怖いと感じたことはありますか?(単一回答、n=563、※対象:犬飼い主)(単位:%)