お墓事情調査

調査対象 40歳~60歳の既婚男女 600人(男女各300人) 調査実施先 株式会社アイリックコーポレーション
『保険クリニック調べ』
調査方法 Webアンケート 調査期間 2017/07/03~2017/07/05

調査結果の概要

時代とともに変化を見せている、冠婚葬祭の形。“終活”という言葉の普及もあり、その内容を見つめなおす機会も少なくありません。考え方やその選択肢が多様化している中で、株式会社アイリックコーポレーションの保険ショップ『保険クリニック』は、どんなお墓や葬儀の形態が好まれているのか、などについて40歳から60歳の既婚男女600人(男女各300人)を対象にアンケート調査を実施しました。初めに、配偶者と同じお墓に入りたいかを尋ねてみました。全体では76.3%が「入りたい」、23.7%が「入りたくない」と回答しました。男女別の回答を見ると、女性の約3人に1人は「入りたくない」32.7%と回答し、男性の倍以上となりました。「配偶者と同じお墓に入りたい」と回答した方に、お墓の準備をしているかについて聞きました。「先祖代々のお墓に入る」39.5%と回答した方が約40%近くいました。それを上回るのが「考えていない」45.4%という方で、配偶者と一緒に入るつもりだがその先は定かではない、という方が半数近くに上ることが分かりました。「配偶者と同じお墓に入りたくない」と回答した方に、誰とお墓に入りたいかを尋ねてみました。「お墓への埋葬を希望しない」と回答した方は、男性で70.5%、女性で52.0%を占めました。一緒に入る相手については、自分の先祖や両親など、直系血族と一緒に入る事を望む方が多く、女性では、男性には見られない「子どもと入りたい」という回答が8.2%を占めました。「配偶者と入るお墓を予約・購入した(する予定)」と回答した方と、(上記設問で)「自分の先祖以外の誰かとお墓に入りたい」と回答した方に、どんなお墓がいいかを聞いてみました。全体では、「霊園、共同墓地」48.6%を望む方が多く、約半数近くを占めました。「配偶者と同じお墓に入りたくない」と回答し、さらに「お墓への埋葬を希望しない」と回答した方に、どんな納骨方法を希望するかを尋ねてみました。「散骨」を希望する人が最も多く、81.7%の方が回答しました。男女別の回答を見ると、墓石ではなく樹木や花が墓標となり、遺骨を土に還す自然志向の方法として人気を集めている「樹木葬」は女性からの支持を集めていました。回答者全員に、どんなお葬式の形を希望するかを聞いてみました。全体で半数以上を占めたのは、家族やごく親しい人たちだけで行う「家族葬」53.8%で、次いでお葬式をせずに火葬のみの「直葬」15.7%、「一般葬」14.5%の順となりました。葬儀や埋葬に関連して、省略していいと思うものは何か尋ねてみました。60.0%が「精進落とし」、59.0%が「白木位牌(仮位牌)」、54.2%が「戒名」と回答し、「香典・香典返し」56.3%や「お勤め・法要・法事」54.5%を含む上位5つの回答は「省略してもいい」と思っている方が半数以上いることが分かりました。エンディングに関して準備をしているものはあるか聞いてみました。90.7%の方が何もしていないと回答しており、お墓や埋葬等に希望がある一方で、その準備や意思表示等はなされていませんでした。中には、お葬式プランやお墓の予約・購入をした上で、エンディングノートを書いているという方もいました。

調査結果

配偶者と同じお墓に入りたいですか。(n=600)(単位:%)
お墓は準備していますか。どんなお墓に入りたいですか。(n=458、※「配偶者と同じお墓に入りたいですか」の設問で「入りたい」と回答した方)(単位:%)
誰とお墓に入りたいですか。(いくつでも、n=142、※「配偶者と同じお墓に入りたいですか」の設問で「入りたくない」と回答した方)(単位:%)
どんなお墓を希望しますか。(n=105、※「お墓は準備していますか。どんなお墓に入りたいですか」、「誰とお墓に入りたいですか」の設問で「配偶者と入るお墓を予約・購入した(する予定)」、「自分の先祖以外の誰かとお墓に入りたい」と回答した方)(単位:%)
お墓への埋葬以外では、どんな納骨方法を希望しますか。(n=82、※「配偶者と同じお墓に入りたいですか」の設問で「配偶者と同じお墓に入りたくない」と回答し、さらに「誰とお墓に入りたいですか」の設問で「「お墓への埋葬を希望しない」と回答した方)(単位:%)
どんなお葬式をしたいですか。(n=600)(単位:%)
葬儀や埋葬に関連して、省略してもいいと思うものは何ですか。(いくつでも、n=600、5項目抜粋)(単位:%)
エンディングに関して準備をしているものはありますか。(いくつでも、n=600)(単位:%)