日本ワインに関するアンケート調査

調査対象 自宅、又は飲食店で3ヶ月に1回以上飲酒している/ワインを飲む全国の20歳以上の男女 800名(男女各400名) 調査実施先 メルシャン株式会社
調査方法 インターネットアンケート 調査期間 2017/03/17~2017/03/21

調査結果の概要

近年、海外の国際コンクールで受賞が相次ぎ、世界的にも注目されている“日本ワイン”(日本国内で栽培されたぶどうを100%使用して、日本国内で醸造されたワインの事を言います)。そこで、メルシャン株式会社では、日本ワインに関するアンケート調査を実施しました。まず、日本ワインを飲んだことがありますか?と尋ねました。「飲んだ事がある」と回答した人は全体で88.8%。「飲んだ事はない」と回答した人はわずか2.9%、「わからない、覚えていない」を含めても11.3%で、多くの人が飲用経験のある事がわかりました。日本ワインを飲んだことのある人に飲んだ、選んだ理由を尋ねたところ、「おいしいので」38.3%、「飲みやすいから」37.2%など、味わいが上位2位を占め、また、3位には「産地を応援したいので」23.9%が入り、日本のワインである、ということへの共感や応援(支援)など心理的な要因が挙げられました。さらに、飲用感想を尋ねました。最も多かったのは「フルーティーな香りが目立つ」51.8%でした。次いで「すっきりと飲みやすい」39.4%、「果実感が豊か」37.5%など味わいの感想が3~4割程度で上位を占めました。今度は、日本ワインを飲んだことのない人にその理由を尋ねました。その結果、「選び方がわからない」21.1%、「どこで飲む事ができるか、わからない」18.9%、「置いてある(売っている)場所が少ない、わからない」15.6%など、味やブランドではなく選択方法がわからないこと、接触機会がないことが要因であることがわかりました。「日本ワイン」を飲んでみたいと思いますか?と尋ねたところ、3人に1人(33.3%)の人が「飲んでみたい」と回答、「どちらかと言えば飲んでみたい」45.6%を含めるとおよそ8割(78.9%)に上りました。日本ワインの飲用機会について、今後飲む、選ぶとしたらどんな時に飲みたいと考えているのでしょうか?尋ねた結果、最も多かったのは「日常の食事や晩酌の時」36.4%でした。次いで「自宅や友人宅等、気の置けない場所で仲間や家族との時間を楽しむ時」31.4%、「特に場面や機会を選ばず、気が向いた時」31.1%の順となりました。日本ワインは、ワインが主役の改まったシーンより、より日常的なシーンで、家族や友人などと共に、その場の“おいしい食事”や“楽しい時間”を共有するためのワインとして活用したいと考えているようです。最後に、日本ワインに関する考え方を調べるため、4つの質問をしました。結果を見ると、8割以上(80.8%)の人が日本ワインのクオリティは年々高くなっており、そして、75.6%が日本ワインを飲む事が日本ワインのレベルアップにつながると考えていることがわかりました。また、日本ワインを飲む機会が増えればもっと日本ワインを好きになると考えている人は79.3%に上っており、飲む機会と好感度は相関的に高くなるとの期待感が見られます。一方、多少高くても日本ワインを選んで(試して)みたいと考えている人は52.2%と過半数は肯定的な回答でしたが、他の3つの質問の回答と比べるとやや低い結果となりました。

調査結果

日本ワインを飲んだことがありますか?(単位:%)
日本ワインを飲んだ、選んだ理由は何でしたか?(複数回答、※「日本ワインを飲んだことがありますか?」の設問で「飲んだ事がある」と回答した人、5項目抜粋)(単位:%)
日本ワインを飲んで、どのように感じましたか?(複数回答、n=710、※「日本ワインを飲んだことがありますか?」の設問で「飲んだ事がある」と回答した人、5項目抜粋)(単位:%)
日本ワインを飲んでいない理由を、以下から選んでください。(複数回答、n=90、※「日本ワインを飲んだことがありますか?」の設問で「飲んだ事はない」「わからない、覚えていない」と回答した人、上位5位)(単位:%)
日本ワインを飲んでみたいと思いますか?(n=90、※「日本ワインを飲んだことがありますか?」の設問で「飲んだ事はない」「わからない、覚えていない」と回答した人)(単位:%)
日本ワインを飲む機会について伺います。今後日本ワインを飲む、選ぶとしたらどんな時に飲みたいと思いますか?(複数回答、5項目抜粋)(単位:%)
日本ワインに関する以下の考え方についてどのように思われますか?(4項目それぞれ回答)(単位:%)