雨の日のお散歩に関する調査

調査対象 犬の飼い主の方 男女1,077名 調査実施先 アイペット損害保険株式会社
調査方法 インターネットアンケート 調査期間 2017/05/29

調査結果の概要

アイペット損害保険株式会社は、梅雨シーズンに合わせて犬の飼い主の方を対象に、雨の日のお散歩に関する調査を実施しました。まずはじめに、雨の日でも愛犬のお散歩に行くか尋ねました。その結果、「雨の日でもお散歩に行く」と回答した飼い主の方は全体の61.0%を占めました。さらに犬の大きさ別に見ると、犬の大きさによってお散歩事情も異なるようです。特に<大型犬・中型犬>の飼い主の方は、雨が降っていてもお散歩に行く方が多いようです。「雨の日が続いた場合は行く」や「雨の程度によっては行く」などの条件付きで「雨の日でもお散歩に行く」と回答した割合は、<小型犬>の飼い主の方が54.1%なのに対して、<大型犬・中型犬>の飼い主の方は77.0%にもなりました。お散歩に行けないことで、愛犬の行動に変化が見られるか尋ねたところ、「変化がある」と回答した飼い主の方は全体の47.4%に上りました。行動の変化の内容としては、「無駄吠えをする」56.1%、「普段と違うところでトイレをする」42.9%、「いたずらをする」32.4%、「物や人をかむ」22.3%、「飼い主の呼びかけを無視する」18.9%などのようにストレスを示す行動変化が多くありましたが、「食欲がなくなる」21.8%など体調に影響があるという回答も一定数ありました。お散歩のタイミングと、犬の行動変化について、<お散歩に行くタイミングを決めている飼い主の方>と<お散歩に行くタイミングを決めていない飼い主の方>で比較すると、「お散歩に行けなかったときに愛犬の行動に変化が見られる」と回答した割合が全く異なることがわかりました。普段からお散歩に行くタイミングが“決まっていない”犬の場合、何かしらの「行動に変化が見られる」割合が16.7%である一方、タイミングが“決まっている”犬の場合、その割合が62.1%に上ります。動物行動治療学の菊池先生によると、犬は規則正しい生活リズムを好むそうです。ルーティンが崩れるということは、予測不可能な出来事が起こることになり、犬によっては混乱しやすくなるそう。つまり、いつものお散歩をルーティン化していて、それが雨などの原因で行けなくなると、犬がストレスを感じやすくなってしまうそうなのです。できればお散歩のタイミングをランダムにしておいたほうが、お散歩に行けないとき、愛犬にストレスをかけずにすむのかもしれませんね。最初の設問の回答を、<お散歩に行くタイミングを決めている飼い主の方>と<お散歩に行くタイミングを決めていない飼い主の方>で比較すると、普段からお散歩に行くタイミングが“決まっている”犬の方が、お散歩に行けなかったときのストレスを感じやすいためか、<お散歩に行くタイミングを決めている飼い主の方>の77.4%が「雨の日でもお散歩に行く」と回答しています。「雨の日はお散歩に行かない」と回答した飼い主の方にお散歩に行かない理由について尋ねました。「お散歩後のお手入れが大変だから」41.4%、「必要性を感じないから」36.4%という回答に加え、「愛犬が嫌がるから」31.2%という理由も一定の割合を占めていることがわかりました。

調査結果

雨の日でも愛犬のお散歩に行きますか?(単一回答、n=1,077)(単位:%)
犬の大きさによるお散歩事情(単一回答、n=1,077)(単位:%)
お散歩に行けないことで、愛犬の行動に変化が見られますか?(単一回答、n=861、※「お散歩に行けなかったことがない」以外の回答をした飼い主の方)(単位:%)
どのような行動変化がありますか?(複数回答、n=408、※「お散歩に行けないことで、愛犬の行動に変化が見られますか?」の設問で「変化がある」と回答した飼い主の方)(単位:%)
お散歩のタイミングと、犬の行動変化(単一回答、n=408、※「お散歩に行けないことで、愛犬の行動に変化が見られますか?」の設問で「変化がある」と回答した飼い主の方)(単位:%)
雨の日でも愛犬のお散歩に行きますか?(単一回答、n=1,077)(単位:%)
雨の日にお散歩に行かない理由を教えてください。(複数回答、n=420、※「雨の日でも愛犬のお散歩に行きますか?」の設問で「行かない」と回答した飼い主の方)(単位:%)