たばこについてアンケート調査

調査対象 20歳~60歳の男女 600人(喫煙者300人、非喫煙者300人) 調査実施先 株式会社アイリックコーポレーション
『保険クリニック』調べ
調査方法 Webアンケート 調査期間 2017/02/01~2017/02/06

調査結果の概要

2020年の東京五輪・パラリンピックに向け、厚生労働省は、他人のたばこの煙を吸わされる受動喫煙対策の強化に乗り出しています。また、2016年は加熱式たばこが流行りました。そこで、株式会社アイリックコーポレーションの『保険クリニック』は、喫煙者と非喫煙者各300人を対象に、たばこについてアンケート調査を実施しました。公共の場を全面禁煙としている国は2014年末現在で49か国。日本は世界的にも対策が遅れている国です。少しずつですが日本でも喫煙できる場所が少なくなってきています。まず、喫煙者・非喫煙者各々に喫煙できる場所が少なくなっていることにどう感じているか聞いてみました。喫煙者の「増やした方がよい」33.3%と非喫煙者の「なくした方がよい」34.0%が拮抗しました。続いて、飲食店・居酒屋などで分煙が必要だと思うか尋ねました。非喫煙者の76.7%が「必要だ」と感じています。また、喫煙者も64.3%が分煙の必要性を感じており、“喫煙場所を減らさないで欲しい”という最初の設問の回答とのジレンマも伺える結果でした。喫煙者に禁煙した経験があるか聞いたところ、49.7%の喫煙者が『ある(「何度もある」23.0%、「1度だけある」26.7%)』ことが分かりました。さらに禁煙経験のある喫煙者に禁煙のきっかけを尋ねた結果、1位「健康のため」48.3%、2位「たばこが値上がりしたから」40.9%、3位「体調を崩した」16.8%という順になりました。ここからは非喫煙者への質問です。喫煙していたことがあるか聞いたところ、非喫煙者の28.0%に喫煙経験が「ある」ことが分かりました。そして、禁煙したきっかけとしては喫煙者の禁煙のきっかけと同様、1位は「健康のため」47.6%でした。2位、3位とも同じ結果となりました。非喫煙者は喫煙マナーでどのようなことを気にしているのでしょうか尋ねてみました。1位は「歩きたばこ」72.3%、2位は「吸い殻のポイ捨て」68%、3位は「たばこの臭い」58.3%でした。「飲食店での喫煙」も41.7%の方が気にしています。たばこを吸う時は周りを1度確認してから吸う配慮が必要かもしれません。(非喫煙者に、喫煙できる飲食店に行く、もしくは喫煙席に案内されることについて聞いてみました。85.3%が『避けたい(「絶対に行かない」26.7%、「非常に抵抗がある」17.3%、「できるだけ避けたい」41.3%)』と思っていることが分かりました。今後、日本でも公共施設の店内は一部を除いて禁煙になると思われます。たばこを吸う人も、吸わない人も共存して過ごせる仕組みづくりを真剣に考えていきたいですね。)

調査結果

喫煙できる場所が少なくなっていますが、あなたはどう感じていますか。(単位:%)
飲食店・居酒屋などで分煙が必要だと思いますか。(単位:%)
【喫煙者】禁煙したことはありますか。(単位:%)
【喫煙者】禁煙しようと思ったきっかけは何ですか。(いくつでも、n=149、※「禁煙したことはありますか」の設問で「何度もある」「1度だけある」と回答した喫煙者)(単位:%)
【非喫煙者】喫煙していたことがありますか。(単位:%)
【非喫煙者】禁煙したきっかけは何ですか。(いくつでも、n=84、※「喫煙していたことはありますか」の設問で「ある」と回答した非喫煙者)(単位:%)
【非喫煙者】喫煙マナーで気になることは何ですか。(いくつでも、n=300)(単位:%)