お墓参りに関する意識調査 |
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調査結果の概要
7月には新盆、8月には旧盆があります。帰省してお墓参りする人も多いのではないでしょうか。国内1,200社超が利用する日用品流通の情報基盤を運営する株式会社プラネットでは実家のお墓参りについて調査し、「お墓参りに関する意識調査」としてまとめました。初めに、実家のお墓参りに行くかどうかを尋ねると、67.4%の人が「行く」と回答。お墓参りに行く人は、7割近くになりました。この結果を配偶者の有無別に見ると、<配偶者あり>では73.7%、<配偶者なし>では56.5%となり、配偶者の有無によって約15%の差がありました。配偶者を持つことによって、親族とのお付き合いが生まれ、“墓を守る”という自覚が芽生えてくることが想像できます。誰とお墓参りに行くかという質問に対しても、「家族と」が85.1%と圧倒的に多く、“個”が進んだ現代の日本でも、お墓参りは“家族行事”であることがうかがえます。最近は、従来の墓石タイプだけでなく、屋内墓苑や“ロッカー式”のお墓、また樹木葬や遺骨を海にまくなど、お墓の形式も多様化しています。そこでお参りするお墓のタイプについて尋ねたところ、従来の「石」76.6%が最も多かったものの、「屋内墓苑・ロッカー式」3.9%という新しいタイプのお墓も利用者を伸ばしている様子がうかがえました。年代別に見ると、「石」の割合は年齢層が上がるほど高くなっていましたが、「室内墓苑・ロッカー式」も、年齢とともに増える傾向が見られ、60代で5.1%と最も高くなりました。お墓に対する関心そのものが高齢者ほど高まり、死後の管理やお墓参りのしやすさなども考慮して、新しい形式のお墓を選ぶ人がいることが想像されます。実際に、お墓参りにはいつ行く人が多いのでしょうか。お墓参りに行く時期について尋ねました。最も多かったのは、「旧盆(8月)」52.1%でした。以下「春のお彼岸」45.8%、「秋のお彼岸」43.5%と続きました。お墓参りの後には、まっすぐ家に帰らない方がいいと、聞いたことがあります。直接帰ると、霊を連れて帰ってしまうからだとか…!?一方で、お墓参りの帰りは、寄り道してはいけないという説も。そこで実際、お墓参りの際、何をしているか尋ねてみました。何かをしている人で多かったのは、「外食をする」27.7%でした。家族や親戚が集まるので、会食する人も多いのではないでしょうか。しかし、もっとも多かったのは、「特にない」66.7%でした。お墓参りの後は、“寄り道せずに帰る”が主流のようです。