味覚と食育に関する意識調査 |
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調査結果の概要
和食がユネスコ無形文化遺産に登録され、世界中から注目されていますが、雪印メグミルク株式会社では従来より和食特有の概念である“うまみ”に着目し、様々な調査研究や商品開発を行なっています。一方、子供の頃の食経験は、成人してからの嗜好に影響を与えると言われています。又、うまみを含む食品の一つであるかつおだしの初期経験が、成長後のかつおだしを好む傾向へつながったというマウス実験の結果も報告されています。そこで雪印メグミルク株式会社では、うまみを中心とした子供の味覚、及び食育に対する母親の意識について調査しました。まず、子供の食生活において意識していることを尋ねたところ、「規則正しく食事を摂る」69.8%、「手作りの食事を摂る」61.5%、「栄養のバランスをとる」56.9%が上位に挙げられました。一方、子供の食生活において良くないとわかっていても直せないことを尋ねたところ、「野菜が少ない」22.8%、「早く食べるよう急かしてしまう」19.9%、「ながら食べをさせてしまう」19.6%が上位に挙げられました。うまみのイメージについて問うた結果、「おいしい」71.3%が圧倒的に多く、次いで「和食」34.0%、「奥行きがある」27.0%、「やさしい」25.8%、「繊細な風味」22.4%など【和】イメージの言葉が並びました。更に、うまみと聞いて思いつくものでは、「出汁(だし)」53.1%や「かつおぶし」43.0%、「昆布」40.8%など和食のだしに関連する回答が多数でした。子供の味覚を育てるために“うまみ”のある食品を食べさせる必要があると思いますかと尋ねました。『思う(「そう思う」33.8%+「ややそう思う」39.3%)』73.1%と考えている母親は多く、子供の味覚を育てるために実際に意識していることでは、「野菜を多く摂らせる」34.9%が断トツのトップ。以下「多くの食材を摂らせる」「一緒に買い物に行く」同19.5%などが続き、できているのかどうか分かりやすい内容に回答が集まりました。