第21回 新成人意識調査

調査対象 1995年4月2日から1996年4月1日生まれの、日本全国の独身男女 600名(男性:300名、女性:300名) 調査実施先 結婚相手紹介サービス
「楽天オーネット」調査
調査方法 楽天リサーチ株式会社によるインターネットを利用したクローズ調査 調査期間 2015/12

調査結果の概要

楽天グループの結婚相手紹介サービス会社、株式会社オーネットは、2016年1月に成人式を迎える全国の独身男女を対象に、恋愛・結婚意識について調査を実施しました。まず、結婚に対する考えを尋ねました。その結果、「結婚したい」新成人は、74.3%となりました。近年は下降傾向となるも、依然として4人に3人が結婚意向があるとわかりました。また、結婚したら「子供がほしい」割合は69.0%にのぼりました。次に、結婚についてどう考えているか、新成人のいろいろな本音を尋ねたところ、「恋愛結婚」(79.5%)を夢見つつも、「結婚しない人生もアリ」(57.5%)で、「自分は結婚できないかも」(64.7%)、「結婚相手と出会う機会は少ない」(54.8%)と悲観的な回答が多くならびました。結婚したくてもできない、結婚することは難しいなど、新成人が結婚に対して不安を感じている様子が伝わってきます。そのような若者たちの不安を、社会がどのように支援して払拭していくべきか、社会全体の問題として考えていく必要があると思われます。続いて、新成人の恋愛の現状について尋ねたところ、新成人全体で、「交際相手がいる」のは4人に1人の26.2%となり、草食化や恋愛離れが進んでいると言われますが、2011年を底に全体は下げ止まり傾向であるとも考えられます。「交際相手がいない」新成人のうち、「交際相手がほしい」という回答の割合は、2013年以降、新成人の3分の2を割り込み、去年は過去最低の62.6%まで減少しましたが、この変化は、前述の「交際相手がいる」若者の減少と関連しており、身の回りに交際相手がいない若者が増加し、交際することのむずかしさを前にして、諦めつつある若者の姿が浮かんできます。友人や交際相手とのコミュニケーションにおいて、どんなツールを使っているか尋ねたところ、1位は、やはり「無料通話アプリ(LINE、Viberなど)」で、男性71.0%、女性82.0%となりました。すっかり新成人に普及しているSNSなどのツールですが、どこまでOKかとの質問に、「SNSやLINEで告白や別れを告げられるのは気にならない」と答えたのは3分の1とまだまだ否定派が多いようです。

調査結果

2016年新成人:結婚をどう考えている?
【「結婚したい」新成人の割合】(単位:%)
【結婚したら「子供がほしい」新成人の割合】(単位:%)
【新成人の結婚に対する本音】(「はい」の回答の割合、5項目抜粋)(単位:%)
2016年新成人:恋愛の現状
【「交際相手がいる」新成人の割合】(単位:%)
【「交際相手がいない」新成人のうち、「恋人がほしい」と回答した割合】(5項目抜粋、単位:%)
【新成人の恋愛に対する本音】(「はい」の回答の割合、5項目抜粋)(単位:%)
【友人や交際相手との連絡手段】(5項目抜粋、単位:%)
【SNSなどのツール利用について】(「はい」の回答の割合、単位:%)