第6回 新入社員のグローバル意識調査(2) |
||||||||
|
調査結果の概要
((1)より続く)外国人が自分の会社の[経営トップ/上司/部下/同僚/取引先]であるという状況が生じた(生じている)場合に抵抗を感じるか尋ねました。「抵抗を感じる」+「どちらかと言えば抵抗を感じる」の割合が最も高かったのは「上司」で、過半数が抵抗感を示しました。第一回調査から継続して尋ねている「これから海外で働いてみたいと思うか」という設問において、「働きたいとは思わない」とする回答が、63.7%で過去最高となりました。“海外で働きたい"理由を尋ねたところ、「日本ではできない経験を積みたいから」(72.5%)、「自分自身の視野を広げたいから」(58.9%)、「語学力を高めたいから」(47.0%)となりました。自身が海外勤務を命じられた場合に不安に思うことについては、「治安」69.9%、「言葉」63.6%、「食事」51.7%の3項目が過半数となっています。海外で活躍するために必要だと思う能力について尋ねたところ、「語学力・コミュニケーション力」が80.4%で、その他の項目を引き離しました。次いで「チャレンジ精神」(33.3%)、「異文化理解」(30.0%)、「協調性・柔軟性」(27.8%)となっています。海外や異文化との関わり方について、関心があるものを複数回答で尋ねたところ、「(海外旅行など)海外の観光地や歴史・文化を体験すること」(36.7%)、次いで「(映画や音楽、書籍など)国内で海外の文化に触れること」(33.7%)、「(出張や海外赴任など)海外で外国人を相手にしたビジネス」(25.6%)となりました。日本企業はグローバル化しているかを四択で尋ねた結果、「そう思う」14.9%、「どちらかと言えばそう思う」43.0%で過半数が“日本企業はグローバル化している"と認識しています。また、日本企業はグローバル化を進めるべきか否かについて、「進めるべき」24.5%、「どちらかと言えば進めるべき」48.9%、「どちらかと言えば進めるべきでない」19.1%、「進めるべきでない」7.5%となり、日本企業のグローバル化推進について肯定的な意見が多数を占めました。