2016年度 新卒採用関係者の意識調査(2)

調査対象 全国のネットエイジアリサーチのモニター会員を母集団とする2016年度新卒採用を実施する(または実施を検討している)企業に勤め、採用活動に関与している25~59歳の男女 500名 調査実施先 ライフネット生命保険株式会社
ライフネット生命調べ
調査方法 インターネットリサーチ 調査期間 2015/04/09~2015/04/10

調査結果の概要

((1)より続く)採用試験に関して頻出する都市伝説、≪面接時のアルバイトやサークル話は好評価≫について「あてはまる」は5割(52.4%)、≪グループディスカッションでリーダーシップを発揮する学生は好評価≫について「あてはまる」は6割半(66.6%)となりました。次に、現在の日本の新卒採用に関するいくつかの意見を提示し、賛成か反対かを尋ねました。≪企業は、新卒一括採用を止め、通年採用に移行するべき≫について、「賛成」は8割(80.2%)となりました。実際の2016年度新卒採用の取り組みは、新卒の一括・大量採用につながるものが上位回答となっていましたが、そのスタイルに納得していない採用関係者は多いようで、採用活動の実態と、現場関係者の心境とのギャップが垣間見える結果と言えそうです。また、≪企業は、大学などの講義がある時間帯の会社説明会開催は控えるべき≫についても、賛成は8割(82.0%)で、大多数の採用関係者が、学生の本業を妨げかねない時間帯の説明会開催に否定的であることがわかりました。選考基準に関する意見では、≪企業は、大学などの成績を選考基準に含めるべき≫について、賛成は7割半(73.6%)、≪企業は、TOEFLスコアなどの外国語能力を選考基準に含めるべき≫について賛成は6割半(67.4%)で、学問や外国語スキルに関する基準を設けるべきだと考える採用関係者が多数派となりました。現在(調査開始時点(2015年4月9日))21~23歳の著名人(2016年度新卒の大学生・大学院生とおよそ同年齢)を何名か挙げ、もし、自分の会社に新入社員として入社してきたら、“育ててみたい”と思うのは誰かを尋ねたところ、男性の1位となったのは「福士蒼汰さん」(21.6%)、女性の1位となったのは「有村架純さん」、「石川佳純さん」(ともに20.8%)でした。

調査結果

勤務先の新卒採用活動における評価基準について(各単一回答)
【全体 n=500】(単位:%)
【中小企業(従業員数300人以下) n=288】(単位:%)
【大企業(従業員数300人超) n=212】(単位:%)
現在の日本の新卒採用に関する下記の意見について、賛成か反対か(各単一回答、全体 n=500)
【企業は、新卒一括採用を止め、通年採用に移行するべき】(単位:%)
【企業は、大学などの講義がある時間帯の会社説明会開催は控えるべき】(単位:%)
【企業は、大学などの成績を選考基準に含めるべき】(単位:%)
【企業は、TOEFLスコアなどの外国語能力を選考基準に含めるべき】(単位:%)