労働時間に関する調査(1) |
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調査結果の概要
連合(日本労働組合総連合会)は、20歳~59歳の男女雇用労働者を対象に、「:労働時間に関する調査」を実施しました。勤務先の就業規則については、「会社に就業規則があり、自分自身その内容を把握している」が59.1%、「会社に就業規則はあるが、自分自身はその内容を把握していない」は25.7%、となりました。通常の勤務日1日の平均的な労働時間について、最も多かったのは「7時間~8時間未満」26.0%で、平均時間は7.8時間となりました。次に、残業を命じられることがあるか聞いたところ(※残業を「する」ことではなく、「命じられること」について聴取した点に留意)、「ある」が59.2%、「ない」が40.8%となりました。また、正規労働者で残業を命じられることがある人は62.7%、非正規労働者では54.6%でした。残業を命じられることがある方の1ヶ月の平均残業時間は、「10時間未満」53.6%が最も多く、平均時間は18.0時間となりました。そして、賃金不払い残業(サービス残業)をせざるを得ないことがあるか聞いたところ、「ある」42.6%、「ない」57.4%となりました。就業形態別にみると、賃金不払い残業(サービス残業)をせざるを得ないことがあるとの回答は、正規労働者のほうが20ポイント以上高くなっています。また、残業を命じられることがある方に、残業時間が前年と比べてどう変化したか聞いたところ、「増えた」25.8%、「減った」20.6%、「変わらない」53.6%となりました。さらに、どのようなことが残業の原因になっていると思うか聞いたところ、最多回答は「仕事を分担できるメンバーが少ないこと」53.5%となりました。((2)に続く)