第一生命経済研究所 孫の教育・将来に対する祖父母の意識

調査対象 全国の孫がいる55~74歳の祖父母 1,000名 調査実施先 (株)第一生命経済研究所
調査方法 インターネット調査(株式会社クロス・マーケティング社に委託) 調査期間 2014/11/05~2014/11/07

調査結果の概要

第一生命保険株式会社のシンクタンク、株式会社第一生命経済研究所では、全国の孫がいる55~74歳の男女を対象に、標記のアンケート調査を実施しました。はじめに、孫の将来について考えることがあるかをたずねたところ、「よくある」と答えた人が20.2%、「ときどきある」と答えた人が42.5%と、合わせて62.7%の人が考えることがあると答えました。次に、孫の教育に関心があるかをたずねたところ、「関心がある」と答えた人が20.4%、「やや関心がある」と答えた人が50.3%と、合わせて70.7%の人が関心があると答えました。孫にもっと身につけてほしいと思うことをたずねた結果は、「体力、健康」(44.0%)、「思いやり、優しさ」(29.3%)、「学力、知識」(26.2%)が上位3項目としてあげられました。最も親しくつきあっている孫の教育費に関して、孫の親から支援を相談された経験がある祖父母は7.3%、支援の意向がある祖父母は24.8%でした。直近1年間に祖父母が実際に行った、孫世帯への経済的支援は、「孫へのプレゼントやお祝いなど」(74.2%)であり、「孫と行った外食の費用」(60.0%)、「孫と行った旅行やレジャーの費用」(39.4%)が上位3項目としてあげられました。また、孫の親から受けた経済的支援としてたずねた3項目のうち、最も多くの祖父母があげたのは「あなたや配偶者へのプレゼント、お祝いなど」(46.9%)でした。「孫の才能はできるだけ伸ばしてやりたい」「孫には将来、経済的に自立できるよう育ってほしい」という2つの考え方についての祖父母の意識をみてみると、前者(左側のグラフ)については94.8%、後者(右側のグラフ)については95.9%と、いずれの考えについても95%前後の祖父母がそう思うと答えました(「そう思う」「どちらかといえばそう思う」の合計割合)。

調査結果

孫の将来について考えることがあるか
【全体、性別】(単位:%)
【最年長の孫の学齢別】(単位:%)
孫の教育に関心があるか
【全体、性別】(単位:%)
【最年長の孫の学齢別】(単位:%)
孫にもっと身につけてほしいと思うこと(全体、最年長の孫が中高生の人、3つまでの複数回答、5項目抜粋)(単位:%)
孫の教育費に関して孫の親から支援を相談された経験と祖父母の支援意向(全体 n=1,000、単位:%)
直近1年間に、祖父母が孫世帯に行った経済的支援(複数回答、単位:%)
直近1年間に、孫の親から受けた経済的支援(複数回答、単位:%)
孫の才能を伸ばすことや将来の経済的自立に対する祖父母の意識(全体 n=1,000、単位:%)