「医学部受験と医師生活」に関する調査

調査対象 全国のネットエイジアリサーチのインターネットモニター会員を母集団とする現役医師(現在医師として働いている方) 300名 調査実施先 株式会社キョーイク
メディカルラボ調べ
調査方法 インターネット調査 調査期間 2014/11/25~2014/11/27

調査結果の概要

医系専門予備校「メディカルラボ」を運営する株式会社キョーイクは、標記の調査を実施しました。まず、医師を志す動機となったものを尋ねると、「人を救う仕事に興味を持って」33.0%が、最も高くなりました。医学部受験をするにあたり、どのような勉強法・受験対策を実践してきたのか尋ねたところ、<当時、実践していたもの>については、「集中できる学習環境を確保する」39.0%が最も高くなり、<効果がある取り組みだと思うもの>については、「集中できる学習環境を確保する」48.0%や「基礎力固め」41.7%、「規則正しい生活を送る」39.3%などが、実践していた割合以上に評価されました。子どもがいる方に、<ゆくゆくは自分の子どもにも、医師を目指して欲しい>と思うか聞いたところ『そう思う』(「非常に」+「やや」、以下同様)53.9%、『そう思わない』(「全く」+「あまり」、以下同様)46.1%となりました。次に、子どもにも医師を目指して欲しいと回答した方に、子どもの学費や進学・受験にかかる費用として、出してもよいと考えている額を尋ねると、最大額は「1億円」6.4%で、『5,000万円以上』は累計で25.6%、『3,000万円以上』43.2%、『2,000万円以上』56.0%となりました。また、全体の平均額は2,798万円でした。<医学部受験には、家族の協力が必要不可欠>との質問には、『そう思う』96.0%と、ほとんどの方が同意しています。“医師の不足・偏在”と呼ばれる状況について、<医師の不足感・偏在感>を、『感じる』(「非常に」+「やや」、以下同様)との回答は83.3%、<“医師不足は深刻な課題だ”という問題意識>では、『感じる』70.3%となりました。また、女性医師は<“女性医師が働きやすい環境整備”の必要性>を『感じる』90.7%とより高くなりました。休日、リフレッシュ(ストレス発散や気分転換)のために行なっていることは、「旅行に出かける」が5割(50.3%)で最も高く、僅差で「おいしいものを食べる」48.0%が続きました。結婚事情に関して、<医師の結婚相手探しは苦労することが多い>との質問では、『そう思う』31.7%、『そう思わない』68.3%となりました。また、<医師同士で結婚したカップルは離婚しやすい>と思うか聞いたところ、『そう思う』55.4%、『そう思わない』44.6%と、『そう思う』派がやや多くなりました。

調査結果

医師を志す動機となったもの(複数回答、全体 n=300、5項目抜粋)(単位:%)
医学部受験に向けた勉強法・受験対策について(項目毎に複数回答、全体 n=300、5項目抜粋)(単位:%)
子どもの医学部受験について(単一回答)
<ゆくゆくは自分の子どもにも、医師を目指して欲しい>と思うか(対象:現役医師のうち、子どもがいる方 n=232、単位:%)
子どもの学費や進学・受験にかかる費用として、出してもよいと考えている資金(自由回答:数値、対象:子どもがいる現役医師のうち、子どもにも医師を目指して欲しいと回答した方 n=125)(単位:%)
子どもの医学部受験について(項目毎に単一回答、対象:子どもがいる現役医師のうち、子どもにも医師を目指して欲しいと回答した方 n=125)(単位:%)
“医師の不足・偏在”と呼ばれる状況について(項目毎に単一回答、全体 n=300)(単位:%)
休日、リフレッシュ(ストレス発散や気分転換)のために行なっていること(複数回答、5項目抜粋)(単位:%)
医師の結婚事情について(項目毎に単一回答、n=300)(単位:%)