第20回 新成人意識調査(1)

調査対象 1994年4月2日-1995年4月1日生まれの未婚男女 600名(男性:300名、女性:300名) 調査実施先 株式会社オーネット
結婚情報サービス「オーネット」調査
調査方法 楽天リサーチ株式会社によるインターネットを利用したクローズ調査 調査期間 2014/11/28~2014/12/05

調査結果の概要

楽天グループの結婚情報サービス会社、株式会社オーネットは、2015年1月に成人式を迎える全国の独身男女を対象に、恋愛・結婚・社会参加意識などについて調査を実施しました。まず、自分を「おとな」だと思うか尋ねたところ、男性67.3%、女性80.7%が、「自分をおとなだと思っていない」と回答し、全体では74.0%となりました。自分のタイプについては、「人からペースを崩されたくない」が92.2%で過去最高となりました。次に、現在、何か不安に感じているものがないか尋ねたところ、「今後の進路」、「今の仕事や勉強」、「自分の生き方」など、新成人らしい回答が上位に挙がりましたが、経年で見ると不安に感じる割合はここ数年で減少傾向にあります。一方ほとんどの項目が減少もしくは横ばい傾向にあるなか、「結婚」は2007年以降、徐々に増加し、2009年(26.0%)に次いで2番目に多くなりました。「政治に期待すること」については、「税金の無駄遣いを減らす対策」がトップで36.5%となっています。続いて、仕事意識について尋ねたところ、「職に就けるか不安だ」が35.8%。これは2009年以降でもっとも低い数字であり、それだけ雇用への不安が改善されたと言えます。一方で、「仕事に燃えている人は素敵だ」や「会社の中では出世したい」という回答も大幅に減少しており、積極的に働く熱意や意欲が減ってきていると思われます。また「就職しても、嫌になったらすぐにやめたほうがよい」という回答が過去最高の13.5%となっており、仕事への熱意やこだわりの低下は、「ゆとり教育」で育った世代の特徴と言えます。「あなたにとって仕事とは」との質問には、総じて仕事への意識が低いことが明らかとなり、「責任を持つもの」「社会人としての役割」「自⽴すること」「社会とのつながり」など、積極的な回答は2010年より減少しています。((2)に続く)

調査結果

2015年新成人のプロフィール
【新成人の自分を「おとな」と思っているか】(n=600、単位:%)
【自分のタイプ】(「あてはまる」の割合、n=600)(単位:%)
2015年新成人の現在
【現在の不安】(複数回答、n=600)(単位:%)
【政治に期待すること】(10項目抜粋、単位:%)
2015年新成人の仕事意識
【仕事観】(10項目抜粋、n=600)(単位:%)
【あなたにとって仕事とは】(n=600、単位:%)