お墓参りに関する調査 |
|
|
調査結果の概要
楽天リサーチ株式会社は、全国に在住する20代から60代の男女を対象に、「お墓参りに関する調査」を実施しました。はじめに、今年のお墓参りの頻度について尋ねたところ、「1回以上お墓参りをした人」は65%で、40代(71%)、50代(72%)、60代(72%)は、20代(55%)、30代(59%)よりもお墓参りをした人の割合は多い結果となりました。一方で、「一度もお墓参りをしなかった人」は、20代(46%)、30代(42%)で多くなっています。次に、お墓参りをしなかった人にその理由を聞いたところ、「お墓の場所が遠すぎて行けない(33%)」が1位となりました。お墓参り率が低い若年層で見ると、20代は「まとまった休みがあまり取れない(20%)」、30代は「『お墓参り』をする習慣がない(27%)」が「お墓の場所が遠すぎて行けない」に次ぐ2番目の理由でした。続いて、1年の中で最もお墓参りする機会が多いお盆(8月13日~16日)の過ごし方を聞いてみたところ、「お墓参り(34%)」の回答率が最も多くなり、次いで、「帰省(19%)」「レジャー(プール・遊園地など)(9%)」の順に並びました。お墓参りに関する意識について、全体では「将来、自分の『お墓』のことで子や孫に迷惑をかけたくない(85%)」「お葬式や『お墓』に関するしきたりについて、知る機会が少ない(70%)」が多く、また、自分自身の将来の埋葬方法への希望を聞いたところ、男性は「先祖代々のお墓」「自分や家族等が新しく用意するお墓」が上位2位を占めました。一方女性は、「散骨」が「先祖代々のお墓」とほぼ並んで第1位で、「先祖」「墓」といったものに束縛されたくない様子がうかがえます。最後に、「墓を選ぶ場合の優先順位上位3位」を聞いたところ、「自宅からの近さ」「価格の安さ」「親族(子や孫)の家からの近さ」が上位3位を占めました。家族構成別に見ると、単身者は「価格の安さ」を1位に選んだ人が最も多く、子供がいる家族は「親族(子や孫)の家からの近さ」を1位に選んだ人が「自宅からの近さ」の次に多い結果となり、それぞれのライフスタイルが「お墓」の選択に影響を及ぼしていることがわかる結果となりました。