「通勤」の実態調査 2014

  • 調査期間
  • 2014/06/06~2014/06/10
  • 調査対象
  • 5年以内(2009年5月以降)に住宅を購入し、首都圏(1都3県)在住で、都内勤務の子持ち既婚(妻と同居)サラリーマン 583名
  • 調査方法
  • インターネット調査

調査結果の概要

不動産情報サービスのアットホーム株式会社は、「通勤」の実態調査を実施しました。まず、主な通勤手段に関しては、「電車」が85.2%と、他に大きく差をつけて1位となりました。5年以内に持ち家を購入した、1都3県在住、都内勤務の子持ちサラリーマンの、自宅から会社までの片道の通勤時間は、全体平均が58分でした。2009年11月に行った「通勤」の実態調査では、平均が60分だったので、ほぼ変わらない結果となりました。時間ごとの割合をみると、最も多いのは60分台で約2割でした。住宅タイプ別でみると、一戸建ては60分、マンションは56分となり、その差は4分となっています。通勤時間の“理想”の平均は35分、“限界”の平均は86分でした。通勤時間が“有意義”だと思っている人は、全体の27.1%でした。また、“苦痛”だと感じている人は35.7%で、通勤時間別に見ると、60分から増えて4割近くになり、80分を超えると約半数にのぼっています。一方で、60分以上でも4人に1人は「苦痛だと感じていない」ということもわかりました。翌日に会社がある時の睡眠時間は、全体の平均が5時間54分でした。「通勤時間」と「睡眠時間」は反比例し、通勤時間の長い人は睡眠時間を削っていると考えられます。妻も働いている、共働き(子持ち)世帯の割合と通勤時間の関係を調べたところ、通勤時間が長くなるにつれて、共働きの割合が低くなることがわかりました。共働き世帯はお互いに働いている分、「通勤時間」をより重視して住宅購入したと考えられます。住宅購入の際に通勤時間よりも優先したことを聞いたところ、一戸建て購入者の1位は「一戸建てである」で73.0%と、一戸建てへの強いこだわりがうかがえる結果となりました。一方、マンション購入者の1位は「広さ」でした。2位は一戸建て・マンションともに「住み慣れたエリア」で、3位も同じく「静かな環境」となっています。電車で通勤している人が通勤中にしている事は、1位「読書」、2位「ニュースサイトを見る」、3位「寝る」となりました。電車通勤者の理想の路線を聞いたところ、1位は「山手線」となりました。理由として多かったのは、「本数が多い」「都心を走っていて便利」とのことでした。2位は「中央線」で、「終電が遅い」「乗り慣れている」という理由が目立ちました。3位の「東急東横線」と4位の「東急田園都市線」は「おしゃれ」「イメージが良い」という声、5位の「京浜東北線」は「乗り慣れている」という声が多く上がりました。

調査結果

主な通勤手段を教えてください。(対象:583名、有効回答:583名)(単位:%)
自宅を出てから会社に着くまでの「通勤時間」は、片道何分位ですか?(対象:583名、有効回答:583名)(単位:%)
通勤は、あなたにとって、有意義な時間ですか?(対象:583名、有効回答:583名)(単位:%)
通勤は、あなたにとって、苦痛な時間ですか?(対象:583名、有効回答:583名)(単位:%)
通勤時間別の「苦痛だと感じている人」の割合(対象:583名、有効回答:583名)(単位:%)
奥様は、現在働いていますか?(対象:583名、有効回答:583名)(単位:%)
通勤時間別の「妻が働いている人」の割合(対象:583名、有効回答:583名)(単位:%)
住宅購入の際、自分の通勤時間よりも優先したことは何ですか?(対象:583名、有効回答:583名、複数回答、8項目抜粋)(単位:%)
通勤中、何をしていることが多いですか?/通勤は、あなたにとって、有意義な時間ですか?(対象:電車通勤者497名、有効回答:497名)(単位:%)
自宅の場所に関係なく、乗りたい理想の通勤電車の路線を教えて下さい。(対象:電車通勤者497名、有効回答:497名)(単位:票)
調査実施先:アットホーム株式会社 アットホーム調べ