第一生命経済研究所 40・50代の不安と備えに関する調査【タイム編】

  • 調査期間
  • 2013/11
  • 調査対象
  • 全国の40・50代男女 3,376名
  • 調査方法
  • インターネット調査(株式会社クロス・マーケティング社に委託)

調査結果の概要

【マネー編】どのようなときに生きがいを感じるかを複数回答でたずねたところ、最も多くあげられたのは「趣味に熱中しているとき」53.3%であり、全体の半数を超えました。<家族・親族><地域><友人>ネットワークに関して、不安を感じている人(「非常に不安」+「やや不安」)が最も多かったのは、「近所にいざというとき頼れる人がいないこと」44.1%でした。次に、<自分の病気・入院・手術等><急用・長期不在時><その他>という3つの領域に関するさまざまな事象への対応が必要になった場合、どのように対処するかたずねた結果、すべての項目に共通して最も多くあげられた対応は「家族・親族に頼む」でした。<自分の老後の1人暮らし>や<家族の老後の1人暮らし>に関して、不安を感じている人のうち、「自分が老後に1人暮らしをすること」そのものに不安を感じる人は56.6%でした。これに対し、老後の1人暮らしで「自分が病気などで寝込み、食事や買い物に困ること」63.7%、「自分が自宅で倒れても、誰にも気づかれないこと」62.4%、「自分が自宅で亡くなっても、誰にも気づかれないこと」60.0%の3項目では、不安を感じる人が6割を超えています。自分が老後に1人暮らしをすることそのものよりも、事故や病気の際に気づいてもらえないことを不安に感じる人の方がやや多いことがわかります。続いて、老後生活における、ネットワークの重要性に対する意識についてたずねたところ、<家族><地域><多様性>というネットワークの3領域のうち、老後生活において重要だと思うと答えた人が最も多かったのは<家族・親族>で、7項目中6項目で9割前後を占めました。「非常に重要だと思う」割合に注目すると、<家族・親族>領域では「配偶者と良好な関係を保つこと」60.9%、「配偶者に感謝すること」54.1%、「子どもと良好な関係を保つこと」56.4%で5割を超えています。性別にみた場合、「子どもと良好な関係を保つこと」(男性52.6%、女性59.9%)、「自分の親と良好な関係を保つこと」(男性37.6%、女性45.6%)、「仕事以外の友人をもつこと」(男性20.5%、女性25.8%)では、男性の割合が女性を5ポイント以上下回っていました。

調査結果

生きがいを感じるとき(全体、性別、複数回答、5項目抜粋)(単位:%)
現在のネットワークに関する不安(全体、配偶者・子ども・自分の親に関する項目は、それぞれ配偶者・子ども・自分の親がいる場合に回答、5項目抜粋)(単位:%)
困ったときの対応(5項目抜粋、単位:%)
自分・家族の老後の1 人暮らしに関する不安(全体、配偶者・自分の親に関する項目は、それぞれ配偶者・自分の親がいる場合に回答、5項目抜粋)(単位:%)
老後生活におけるネットワークの重要度(全体、8項目抜粋)(単位:%)
調査実施先:(株)第一生命経済研究所