第一生命経済研究所 40・50代の不安と備えに関する調査【ヘルス編】

  • 調査期間
  • 2013/11
  • 調査対象
  • 全国の40・50代男女 3,376名
  • 調査方法
  • インターネット調査(株式会社クロス・マーケティング社に委託)

調査結果の概要

【ヘルス編】自分が大きな病気になった場合の不安をたずねたところ、不安(「非常に不安」+「やや不安」)を感じる割合は、「精神的な苦痛を感じること」76.3%と「身体的な苦痛を感じること」74.6%が上位に並びました。これらに続く「自分が仕事を続けられなくなること」73.4%、「家族に迷惑をかけること」72.7%、「病気が治らないこと」72.5%といった項目でも7割を超えています。配偶者がいる人に対し、配偶者が大きな病気になった場合の不安をたずねたところ、不安(「非常に不安」+「やや不安」)を感じる割合が最も高いのは「病気が治らないこと」86.6%であり、「配偶者が身体的な苦痛を感じること」86.2%、「配偶者が精神的な苦痛を感じること」86.1%が僅差で続いています。子どもが大きな病気になった場合の不安をたずねた結果は、「子どもが身体的な苦痛を感じること」「子どもが精神的な苦痛を感じること」「病気が治らないこと」に不安(「非常に不安」+「やや不安」)を感じる割合がいずれも9割前後を占めています。続いて、父親・母親の健康状態をたずねました。父親、母親が「要介護・要支援認定を受けている」(以下、「要介護・要支援」)割合は、それぞれ6.3%、10.3%となりました。また、これに「要介護・要支援認定は受けていないが、日常生活に手助けや見守りを必要とすることがある」(以下、「要手助け・要見守り」)を加えた割合は、父親では11.9%、母親では19.6%となっています。「日常生活に見守りや手助けを必要とすることはない」割合は、回答者が50代後半の時には父親で15.8%、母親で34.5%のみとなっています。親に介護が必要になった場合に、不安をどの程度感じるかたずねたところ、不安(「非常に不安」+「やや不安」)と感じる割合は、「介護を必要とする期間がどれくらいになるかわからないこと」が75.8%で最も高くなりました。また、自分の親の介護に対する準備状況について、あてはまる(「あてはまる」+「ややあてはまる」)と答えた割合をみると、「親に、介護予防のための体力・健康づくりを促している」が33.1%でこの中では最も高くなっています。「親の介護を誰がするのかについて、親と話し合っている」「親の介護を誰がするのかについて、他の家族と話し合っている」という介護の担い手についての話し合いに関する項目や、「親に、介護が必要になったときのための経済面での準備をするよう促している」という項目にあてはまると答えた割合は2割強となり、8割近い人はこれらの準備をおこなっていないことがわかりました。

調査結果

自分が大きな病気になった場合の不安(8項目抜粋、単位:%)
配偶者が大きな病気になった場合の不安(配偶者がいる場合に回答、単位:%)
子どもが大きな病気になった場合の不安(子どもがいる場合に回答、単位:%)
父親・母親の健康状態(全体、年代別)
【父親】(単位:%)
【母親】(単位:%)
親に介護が必要になった場合の不安(両親または片親が健在の場合に回答、8項目抜粋)(単位:%)
親の介護に対する準備(両親または片親が健在の場合に回答、単位:%)
調査実施先:(株)第一生命経済研究所