消費税増税後の節約術・貯蓄術に関する調査(2) |
|
|
調査結果の概要
((1)より続く)それでは、現在貯蓄がある方は、日頃どのような方法で貯蓄をしているのでしょうか。現在の貯蓄額について、「0円」および「わからない・答えたくない」以外の回答をした579名に聞いたところ、「余った時に、余った額を貯蓄」(45.1%)との回答が最多となりました。さらに、これまでに1年間で貯めた最高の貯蓄額を聞いたところ、最多回答は「50万円未満」で21.5%、次いで「100万円~200万円未満」で15.3%、「50万円~100万円未満」で15.1%と続きました。1年間で貯めた最高の貯蓄額について、「0円」および「わからない・答えたくない」以外の回答をした方641名に、その年に貯蓄を増やせた秘訣を具体的に聞きました。「家計簿をつけ無駄を明らかにする。無駄なものに出費しない。」(30代男性)、「給料日に利用用途別に振り分けをして、目的以外に使えないようにした。」(30代男性)といった、定番とも言える方法が中心となりました。家計の節約や貯蓄の妨げになっていると思うものを聞いたところ、「出かけたついでにする外食」が3割半(36.1%)で最多回答となりました。続いて、節約に関するいくつかの行動や状況について、自身や家族は経験があるか聞きました。《安いガソリンスタンドを選び、最寄りよりも30分以上かけて給油しに行く》について、『経験あり』(「よくある」と「ときどきある」と「数回ある」の合計)は25.3%で、4人に1人が自身または家族に経験者がいる結果となりました。《節約疲れでストレスが溜まる》については、支払いが割り勘の場合は1円単位まで細かく分けたい“お金に細かい”方のほうが『経験あり』の割合が高く(細かい方57.7%>細かくない方32.2%)なっています。お金に細かい方は、お金と同時にストレスも溜まりがちなようです。最後に、節約上手だと思う有名人を自由回答形式で聞いたところ、1位は、女優業のかたわら、“マツイ棒”というお掃除グッズをはじめとする便利グッズのプロデュースでも活躍する「松居一代」さん(111件)となりました。以下、2位は「春日俊彰(オードリー・春日)」さん(55件)、3位は「北斗晶」さんと「松本明子」さん(ともに44件)が続きました。
調査結果
- 日頃どのような方法で貯蓄をしているか(複数回答形式、対象:現在の貯蓄額について、「0円」および「わからない・答えたくない」以外の回答をした方 n=579)(単位:%)
- これまでに1年間で貯めた最高の貯蓄額(単一回答形式、n=1,000、10項目抜粋)(単位:%)
- 最高年間貯蓄額を貯めた年に、貯蓄を増やせた秘訣(対象:1年間で貯めた最高の貯蓄額について、「0円」および「わからない・答えたくない」以外の回答をした方、自由回答結果より抜粋)
最高貯蓄額 最高年間貯蓄額を貯めた年に、貯蓄を増やせた秘訣 50万円未満 交友関係を必要最低限に絞ることで余計な交際費を浮かせる。(20代女性) 50万円以上~100万円未満 給与を振り込まれたら、食費、水道光熱費、家賃を含めて毎月8万だけ下ろして、残りは貯蓄した。(20代女性) 保険を見直し、外食・外での飲酒を極力減らした。(50代男性) 100万円以上~300万円未満 家計簿をつけ無駄を明らかにする。無駄なものに出費しない。(30代男性) 給料日に利用用途別に振り分けをして、目的以外に使えないようにした。(30代男性) 300万円以上 生活の全てで節約したが、家族の協力もあった。収入の多い時ほど、節約意識もあったし、子供が小さかったので、教育費があまりかかっていなかった。(40代女性) 家計簿をつけた。毎晩財布に残った小銭を貯金箱へ入れた。(50代女性)