第9回「日本人の意識」調査(2013) |
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調査結果の概要
NHK放送文化研究所は、全国の16歳以上の国民を対象に、第9回「日本人の意識」調査(2013)を実施しました。まず、結婚した女性が職業をもち続けることについて、どのように考えているか尋ねたところ、「結婚して生まれても、できるだけ職業をもち続けたほうがよい」(56%)と考えている人が半数以上を占め、最も多くなりました。この考えを持つ人は、1973年の調査開始以降、年々増え続けています。次に、結婚することについて、選択形式で尋ねました。時系列でみると、「人は結婚するのが当たり前だ」と考える人が増加する一方で、「必ずしも結婚する必要はない」と考える人は、減少傾向にあります。また、子どもをもつことについては、「結婚しても、必ずしも子どもをもたなくてよい」と考える人が半数以上を占める結果となりました。選挙やデモなどの一般国民の行動が、国の政治に影響を及ぼすと考える人は、減少が続いていましたが、現在は48%(非常に大きな影響を及ぼしている+かなり影響を及ぼしているの合計)と、半数ほどにとどまっています。ふだんの生活に欠かせないコミュニケーション行動は、「携帯電話・スマートフォンを使う」、「インターネットを利用する」の割合が、年々、増加しています。続いて、今の生活に、全体としてどの程度満足しているか尋ねたところ、「満足している」との回答が、調査開始以降、最も多い結果となりました。親せきや職場の同僚、隣近所の人と、なにかにつけ相談したり、たすけ合えるようなつきあいが望ましいと考えている人は、減少傾向にあり、特に隣近所の人については、調査開始以降、最も少ない状態が続いています。