2014年 新成人800人の意識調査(1)

  • 調査期間
  • 2013/12/13~2013/12/18
  • 調査対象
  • 1993年4月2日-1994年4月1日生まれの未婚男性・未婚女性 800名(男性:400名、女性:400名)
  • 調査方法
  • 楽天リサーチ株式会社によるインターネットを利用したクローズ調査

調査結果の概要

株式会社オーネットは、2014年1月に成人式迎える全国の独身男女を対象に恋愛・結婚・社会参加意識などについて調査を実施し、結果をまとめました。まず、自分をおとなだと思うかどうか尋ねたところ、男性67.5 %、女性79.0% が、「思っていない」と回答し、割合が上昇していた2004~2005年と比較すると、男女ともに10%ほど数値の低下が見られました。新成人である自分を「おとな」であると考える若者が、10年前と比べ増えてきたといえます。自分自身について、「人からペースを崩されたくない」90.4% との回答が、最も多くなりました。また、「親密な付き合いが苦手」56.4%、「自殺を考えたことがある」42.0% は、それぞれ、2007年以降で最も高い割合を占めています。次に、現在、不安に感じていることについて尋ねたところ、「今現在不安はない」と回答した割合は、2007年の調査以降で最も高い結果となりました。また、「この国の景気」や「この国の政治」などは、2013年の調査と比べ10%以上低下しており、アベノミクス効果による経済状況の好転が不安を払拭する結果となったといえそうです。2014年の新成人たちが、政治に最も期待することは「税金の無駄遣いを減らす対策」34.1% となり、3人に1人は、税金を無駄に遣っていると感じていることがわかりました。仕事意識について、2013年の調査時から大きく減少した項目のひとつ、「職につけるか不安」は、45.0%から41.4%へと大きな改善が見られました。それとともに望む会社でなくとも「正規であれば妥協する」との回答は19.0%と5%低下し、希望する会社へのこだわりが見られます。仕事とは何かとの質問に対し、2014年新成人たちの反応は、総じて低いものとなり、過去に実施した調査結果との比較でも各項目において最低の数値となっています。まさに、仕事による結果をさとり、そこからの高望みをしない「さとり世代」である、といえます。((2)に続く)

調査結果

2014年新成人のプロフィール
【新成人の自分を「おとな」と思っているか】(単位:%)
【自分のタイプ】(「あてはまる」の割合、n=800)(単位:%)
2014年新成人の現在
【現在の不安】(複数回答、n=800)(単位:%)
【政治に期待すること】(10項目抜粋、単位:%)
2014年新成人の仕事意識
【仕事観】(10項目抜粋、n=800)(単位:%)
【あなたにとって仕事とは】(n=800、単位:%)
調査実施先:株式会社オーネット