離婚の可能性に関するアンケート

調査結果の概要

インターネット調査会社の株式会社マーシュでは、全国の20代～60代の結婚歴1年未満から20年以上の既婚男女を対象に「離婚の可能性に関するアンケート」を実施しました。はじめに、結婚までの交際期間尋ねたところ、結婚暦20年以上の回答者のうち、1年未満に結婚を決めた人が約4割を占め、結婚暦が長くなるほど結婚を決めるまでの期間が短かい傾向があることがわかりました。次に、現在の結婚生活やパートナーに対して不満に思っていることがあるか尋ねると、「ある」59.8％との回答が全体の6割近くを占め、男女別では、男性の51.6％に対し、女性は68.0％と20ポイント近く高い割合となりました。また、不満に思っている具体的な内容について、男性は、「生活習慣の違い」、「口うるさい」、「一人の時間がない」等、普段の生活に対しての不満が上位に挙がっているのに対し、女性は、「世帯の収入」、「金銭感覚の違い」とお金に対しての不満を強く感じている傾向がみられました。続いて、離婚をすることに抵抗があるか、結婚暦別に尋ねたところ、全体的に大きな差はみられませんでした。今までに離婚を考えたことがある人を結婚暦別に見ると、結婚暦が長くなるほど増加傾向にあり、結婚暦20年を境に減少する結果となりました。また、1年未満でも離婚を考えたことがある人が5人に1人存在し、離婚を検討することに対しての意識の低さが窺えます。離婚を考えた理由については、性格の不一致が27.2％で最も高く、次いで金銭感覚の違い(15.9％)、義理の家族との関係(14.9％)、思いやりを感じない(14.9％)と続いています。不満点では、10位の思いやりを感じないが3位、21位の一緒にいると息詰まるが9位など、不満の理由と離婚を検討する理由は直結していないことがわかりました。離婚を踏み切らなかった理由について、男性は「家族を守る責任を感じるから(31.7％)」、女性は「経済面が心配だから(40.7％)」が最も高く、次いで男女ともに「子供が小さいから」が3割前後で続きました。今後の、離婚する可能性については、離婚に対して抵抗がある人は全体の7割、離婚を考えたことがない人は6割、更に今後離婚をする可能性がない思うと言い切れた人は5割強と、抵抗はあるが、離婚をするかもしれないと感じている人が存在する結果となりました。

調査結果