贈り物と通販に関する消費者実態調査(2)

  • 調査期間
  • 2013/11/08~2013/11/11
  • 調査対象
  • 全国のネットエイジアリサーチのインターネットモニター会員を母集団とする15歳~69歳の男女 1,000名
  • 調査方法
  • インターネット調査

調査結果の概要

((1)より続く)贈り物を購入する際に、店舗で購入するよりも通販で購入する方が良いと感じる点を質問したところ、「(深夜など)時間帯を気にせず購入できる」(62.2%)、「相手が喜びそうな商品をじっくり検討して買える」(37.2%)、「ご当地ものや海外ものなど、近くで買えない商品が買える」(32.5%)などが上位に挙がりました。購入者が享受する利便性の面だけでなく、受け取る相手の満足度から考えても通販の方が良い、との意識があるようです。特に、実際に通販で贈り物の購入をした経験がある人はその傾向が強く、「相手が喜びそうな商品をじっくり検討して買える」は半数(50.0%)を占めました。《職場での贈答習慣》についてみると、「(部下や同僚や上司への)結婚祝い」(27.3%)や「(部下や同僚や上司への)出産祝い」(23.0%)が2割半ほどみられ、結婚祝いや出産祝いなど、職場内であっても“個人的”なお祝いの印象のある贈り物は習慣化の割合が高いようです。続いて、《プライベートでの贈答習慣》についてみると、異性に渡す贈り物では習慣化の割合が高く、「(パートナーや好きな異性への)誕生日プレゼント」は31.6%となりました。友人に渡すプレゼントは、10代や20代では「(友人への)誕生日プレゼント」(10代 28.3%、20代 26.9%)、30代では「(友人への)結婚祝い」(30.5%)や「(友人への)出産祝い」(27.5%)の習慣化率が、それぞれ高くなりました。贈り物を通販で購入したことがある人はこれらのプライベートな贈り物の習慣化率が高くなり、「(友人への)出産祝い」(25.1%)は通販で購入したことがない人(8.5%)の約3倍の割合になりました。また、SNSのアクティブユーザー(いずれかのSNSを月に1回以上利用している人)もプライベートな贈り物の習慣化率が高くなる傾向がみられ、「(パートナーや好きな異性への)クリスマスプレゼント」(27.2%)では、SNSの非アクティブユーザー(11.6%)やSNS非ユーザー(14.4%)の約2倍の割合となりました。出産祝いで贈られた贈り物の中で最も喜ばれていたものは「祝い金・金券・ギフト券」(67.9%)でした。また、若い年代では、「知育グッズ」(30代 23.9%)や「ママへのご褒美」(30代 11.9%)、「チャイルドシート」(30代 11.9%)などで喜ばれる割合が高くなっています。30代は今回の調査の中で“贈り物選び”や“購入”でインターネットを活用する割合が高い特徴がみられました。

調査結果

贈り物を購入する際に、店舗で購入するよりも通販で購入する方が良いと感じる点(複数回答形式、5項目抜粋)(単位:%)
《職場での贈答習慣》_習慣化している割合(項目毎に単一回答形式、対象:有職者(アルバイト・パート除く n=417)(単位:%)
《プライベートでの贈答習慣》_習慣化している割合
【性別】(項目毎に単一回答形式、単位:%)
【年代別】(項目毎に単一回答形式、単位:%)
【贈り物の通販購入経験別】(項目毎に単一回答形式、単位:%)
【SNS利用頻度別】(項目毎に単一回答形式、単位:%)
実際に貰って嬉しかった出産祝い(複数回答形式、対象:子どもがいる人、5項目抜粋、n=445)(単位:%)
調査実施先:公益社団法人日本通信販売協会 ジャドマ通販研究所調べ