ソニー生命保険「親の介護と認知症に関する意識調査」(2) |
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調査結果の概要
((1)より続く)親から受けた支援の中で、感謝の気持ちを特に強く感じることとして最も高い割合となったのは、「学生時代の教育費の支援」(61.3%)となり、次いで「病気や怪我の時の支援」(37.8%)、「学生時代のお弁当づくり」(32.6%)と続きました。次に、普段親のためにどのようなことをしてあげているか聞いたところ、最も多かったのは、「父の日や母の日のお祝い」で約5割(51.2%)となりました。他に、「誕生日のお祝い」(43.0%)や「長寿のお祝い」(23.3%)など、折に触れて親への労りの気持ちを表したり、「一緒に旅行」(17.4%)などの楽しみを共有している様子も見られ、さまざまな形で親への感謝の気持ちが伝えられていることがわかりました。続いて、介護にまつわる項目をいくつか提示し、それらを知っているか聞いたところ、『介護に必要なお金』や『介護保険の仕組』を詳しく知っている人はいずれも約2割(23.7%、23.8%)にとどまりました。また、親の介護について、誰に相談するかを聞いたところ、「配偶者」(59.8%)が最も高い割合となり、次いで「自分の兄弟」(34.0%)となりました。また、「信頼できる第三者(自治体や病院などの介護相談窓口や専門家など)」に相談する人も4人に1人(24.5%)となりました。認知症に関する説明文を提示したうえで、知っていたかどうか質問をしたところ、『認知症は「加齢による物忘れ」ではない』は約8割(83.8%)が知っていたと回答し、『認知症は、普段の生活管理が予防に繋がることがある』も約8割(77.8%)が知っていたと回答しています。また、『認知症は、発症しても症状が改善することがある』ことを知っていた人は6割半(64.2%)となりました。最後に、「認知症は普段の生活管理が予防に繋がることがある」という事実をうけて、認知症予防のために活用したいツールについて聞いたところ、活用したいとの人気が高かったのは、男性で「麻雀や囲碁などの卓上ゲーム」(61.0%)、女性で「脳トレアプリ」(69.8%)「計算ドリル集」(67.6%)となりました。また、「対戦機能」により認知症予防の効果が期待される「オンラインゲーム」についても、活用したいとの割合も約4割(43.5%)となりました。