ソニー生命保険「親の介護と認知症に関する意識調査」(1)

  • 調査期間
  • 2013/10/23~2013/10/27
  • 調査対象
  • 全国のネットエイジアリサーチのインターネットモニター会員を母集団とする40歳~69歳の男女で、自身の父親か母親がご存命の方 1,000名
  • 調査方法
  • インターネット調査

調査結果の概要

ソニー生命保険(株)では、全国の40歳~69歳の男女に対し、「親の介護と認知症に関する意識調査」を実施しました。まず、『介護は誰の身にも起こりえる普通のことで、“万が一のことではない”と認識している』に、あてはまるか質問したところ、約7割(73.5%)があてはまると回答しました。また、『自分の親は、“長生きすることが幸せだ”と実感していると思う』については、80代の親がいる人が多い60代の回答者で、6割半(64.7%)が「あてはまる」と回答し、親の介護経験がある人においても、3人に2人(65.1%)と高い割合を占めています。自分の親の介護をした経験について、経験がある割合は、40代で約1割(11.7%)、50代で2割強(21.9%)ですが、60代では半数近く(44.6%)にのぼり、現在親の介護をしている人が4人に1人(25.1%)と、50代(11.7%)と比較して2倍以上の割合となりました。親の介護を経験していない人のうち、『将来の「介護」について、親とフランクに話すことがある』に、『あてはまる』(「あてはまる」+「ややあてはまる」、以下同様)と回答した割合は約3割(32.3%)を占めました。続いて、『親がどのような「介護」を希望しているのか知っている』に『あてはまる』(29.4%)と回答した人に親の考えを、全回答者に対しては子の考えを尋ねたところ、親が要介護状態になったとき、『住み慣れた自宅』で生活したいと考えている親の割合は、約7割(67.2%)で、『安心できる高齢者施設』での生活を選ぶ割合(32.7%)を大きく上回りました。一方、子の考えとしては、『住み慣れた自宅』(53.2%)と『安心できる高齢者施設』(46.8%)が拮抗する結果となり、親子で意向の相違が見られました。また、親の介護に対する金銭的な準備として、親の『自身の介護のための金銭的な準備ができている』割合は7割半(76.5%)であるのに対し、子の『自分は親の介護のための金銭的な準備ができている』割合は4割(38.8%)にとどまりました。親の介護への関与については、親は『できれば子どもに、自分の介護に関わってほしい』(76.5%)、子は『できれば親の介護に関わりたいと思っている』(61.2%)と考えており、意識のギャップが少ないことがわかりました。さらに、自分の子どもがいる人に対し、もし将来自分が要介護状態となったら、子どもに介護に関わってほしいと思うか聞いたところ、6割半(64.3%)が『できれば子どもには、自分の介護に関わってほしくない』と回答しました。((2)に続く)

調査結果

介護は誰の身にも起こりえる普通のことで、“万が一のことではない”と認識している(単一回答、n=1,000)(単位:%)
自分の親は、“長生きすることが幸せだ”と実感していると思う(単一回答、単位:%)
自分の親の介護をした経験がある割合/現在、親の介護をしている割合(単位:%)
親が将来必要となる「介護」について、自分の親とどの程度コミュニケーションを取ったり準備をしたりしているか(単一回答、単位:%)
親が要介護状態になった時にどこで介護を受けるか(単一回答、単位:%)
【A】安心できる高齢者施設で(親は)生活したいと思っている/(子は)生活するのが良いと思う
【B】住み慣れた自宅で(親は)生活したいと思っている/(子は)生活するのが良いと思う
介護の為の金銭的な準備ができているか(単一回答、単位:%)
【A】(親は)自分の介護の金銭的な準備/(子は)親の介護の金銭的な準備ができていると思う
【B】(親は)自分の介護の金銭的な準備/(子は)親の介護の金銭的な準備ができていないと思う
親の介護への関与についての意向(単一回答、単位:%)
【A】(親は)できれば子どもに、自分の介護に関わってほしい
(子は)できれば親の介護に関わりたい
【B】(親は)できれば子どもには、自分の介護に関わってほしくない
(子は)できれば親の介護には関わりたくないと思っている
もし将来自分が要介護状態となったら、子どもに介護に関わってほしいと思うか(単一回答、対象:子どもがいる人 n=714)(単位:%)
【A】できれば自分の子どもに、自分の介護に関わってほしいと思う
【B】できれば自分の子どもには、自分の介護に関わってほしくないと思う
調査実施先:ソニー生命保険株式会社 ソニー生命調べ