ソーシャルメディアに対する“終活”の意識調査

  • 調査期間
  • 2013/07/31~203/08/05
  • 調査対象
  • 自身およびその家族がソーシャルメディア(Facebook、Twitter、mixi、LINE、Google+、ブログなど)を利用する20歳以上の男女 500人(性年代均等割付(20代、30代、40代、50代、60代以上))
  • 調査方法
  • インターネット調査

調査結果の概要

ニフティ株式会社と株式会社コムニコは共同で、ソーシャルメディアに対する“終活”の意識調査を行いました。「“終活”という言葉を知っていましたか」という質問に対し、全体の62.8%が「知っていた」と回答しました。年代別にみても、20代59.0%、30代64.0%と比較的若い年代においても認知されていることがわかります。また、全体の19.0%が「自分の死後のソーシャルメディアの扱いについて考えたことがある」と回答し、特に40代は23.0%と最も高くなりました。「(仮に家族が亡くなった場合)その友人・知人たちに対してソーシャルメディアを通して亡くなった事実を伝えたいと思うか」尋ねたところ、34.6%が「伝えてほしいと思う」と回答し、自分の場合にも、31.2%が「ソーシャルメディアを通して伝えてほしいと思う」と回答しました。「事実を伝えてほしいと思う」人のうちお通夜や告別式等の連絡については、家族の場合も自分の場合も60%以上が「伝えたい(伝えてほしい)と思う」と回答しています。次に、「ソーシャルメディアの情報(投稿された記事や写真、コミュニケーションの記録など)を残したいか」尋ねると、家族の情報は「残したい」「どちらかと言うと残したい」が合わせて49.2%であるのに対し、自分の情報は「残したくない」「どちらかと言うと残したくない」が合わせて71.6%となりました。家族の情報を「残したい」「どちらかと言うと残したい」と回答した人の情報の残し方については「インターネット上にそのまま残す」46.7%、「データの形式で手元に残す」43.5%、「本・アルバムなどの形式で手元に残す」9.8%の順に高くなりました。今後、ソーシャルメディアの“終活”について「考えていこうと思う」と回答したのは22.6%となり、その理由として「今からの時代では必要」や「残された者に迷惑をかけたくない」などが挙げられました。また、50.4%は「まだ考えられない」と回答し、その理由には「実感がわかない」「これからゆっくりと考えていきたい」などが挙げられました。(“終活”=人生の終わりをより良いものとするために事前に準備すること)

調査結果

“終活”という言葉を知っていましたか(単一回答、単位:%)
ご自身が亡くなった後のソーシャルメディアの扱いについて考えたことがありますか(単一回答、単位:%)
(仮に家族が亡くなった場合、その家族のアカウントで)友人・知人に対して、ソーシャルメディアを通して、亡くなった事実を伝えたいと思いますか(単一回答、n=500)(単位:%)
あなたの死をあなたのアカウントで生前の関係者にソーシャルメディアを通して、伝えてほしいと思いますか(単一回答、n=500)(単位:%)
(仮に家族が亡くなった場合、その家族の)お通夜や告別式等の連絡をその家族のアカウントで、友人・知人にソーシャルメディアを通して伝えたいと思いますか(単一回答、n=173)(単位:%)
あなたのお通夜や告別式等の連絡をあなたのアカウントで生前の関係者にソーシャルメディアを通して伝えてほしいと思いますか(単一回答、n=156)
(仮に家族が亡くなった場合、その家族の)ソーシャルメディアの情報(投稿された記事や、写真、コミュニケーション記録など)を残したいと思いますか(単一回答、n=500)(単位:%)
仮にあなたが亡くなった場合、自身のソーシャルメディアの情報を残したいと思いますか(単一回答、n=500)(単位:%)
(仮に家族が亡くなった場合、その家族の)ソーシャルメディアの情報をどのような形式で残したいと思いますか?最も当てはまるものを一つお選び下さい(単一回答、n=246)(単位:%)
今後ソーシャルメディアの“終活”について考えていこうと思いますか(単一回答、n=500)(単位:%)
調査実施先:ニフティ株式会社、株式会社コムニコ