「今どきの旅行」に関する調査

調査結果の概要

株式会社オールアバウトが運営するマーケティング・チャネル「生活トレンド研究所」は、旅行やマーケティングの専門家3名を研究員ガイドに迎え、「今どきの旅行」に関する調査を実施しました。ここ2年の間に全体の76.3％が国内旅行をしているのに対し、海外旅行は29.2％に留まりました。また、時間や資金の制約なしに旅行に行きたいところがあるか尋ねたところ、どの年代においても「海外」との回答が約40～50％と半数近くを占めました。【「マーケティング」ガイド：安部徹也氏のコメント…今年の夏休みは、アベノミクスによる景気浮揚期待から、3年ぶりに家計の夏休み予算が増加して国内旅行が堅調な伸びを示す反面、海外旅行は円安が急速に進み、“お得感”が薄れてきたことなどから減少に転じました。】国内外の旅行経験の有無については、40代の海外旅行経験が18.6％と低い傾向にあります。また、一泊以上の宿泊を伴う趣味の、ここ2年間の実施率は、20代の、1位「スキー・スノーボード」（15.2％）、2位「フェス・ライブ・コンサート」（12.1％）の割合が、他の年代よりも高くなりました。【「旅行」ガイド：村田和子氏のコメント…『スキー・スノーボード』については、『19歳はリフト料金が無料』など、若者がデビューする機会を狙ったファン拡大策もとられており、今後ますますこの傾向は強くなることが予想されます。】旅行や、フェスなどのアクティビティに泊まりがけで行く際の平均的な予算額（交通費＋宿泊代のみ）については、どの年代においても「5万円未満」との回答が7割前後と大半を占める結果となりました。また、この2年間で宿泊したことのある施設を尋ねたところ、20代で「民宿・ペンション」、「ゲストハウス」のポイントが、他の年代よりも高くなりました。【「旅館」ガイド：山田祐子氏のコメント…格安航空券パッケージツアーこそ若者の旅の代名詞のように言われてきましたが、バーチャル世界では手に入れることのできない『リアルな繋がり』こそ、若者にとっては対価を支払いたい対象なのではないでしょうか。】

調査結果