地元PRと産直に関する調査(2)

  • 調査期間
  • 2013/06/24~2013/06/27
  • 調査対象
  • 全国のネットエイジアリサーチのモバイルモニター会員を母集団とする、20歳~59歳で子どもがいる男女 1,000名
  • 調査方法
  • インターネット調査(モバイルリサーチ)

調査結果の概要

((1)より続く)キャッチフレーズを用いた都道府県のPRとして、香川県の“うどん県。それだけじゃない香川県”と広島県の“おしい!広島県”が話題となりましたが、この両県のPRについて評価を聞いたところ、【大胆かつ斬新で印象に残った】(香川県34.3%、広島県20.9%)や【県の情報や特色を詳しく知るきっかけになった】(香川県26.3%、広島県5.9%)、【産直商品を飲食したくなった】(香川県35.6%、広島県5.9%)では香川県の方が、【面白くて笑えた】(香川県18.0%、広島県23.1%)では広島県の方が、それぞれ多くの支持を受けました。年代別にみると、【タレントが魅力的】は20代では広島県、30代では両県同率、40代、50代では香川県の方が多くの方に支持され、【面白くて笑えた】は20代、30代では広島県、40代では両県がほぼ同率、50代では香川県の方が多くの支持を受けました。地域PR・地元PR、物産展などでも注目されることが多い“産直商品”について、何を求めるか聞いたところ、「美味しさ」64.4%が最も多く、次いで「安全・安心」59.8%、「納得の価格」54.5%が続きました。また、「安全・安心」(男性50.4%、女性69.2%)や「減農薬/無農薬」(男性15.2%、女性30.8%)といった健康に影響する事柄においては、男性よりも女性の方が求める割合が高くなりました。次に、産直商品関連についてどのように考えているかを聞きました。【日本の食料自給力を高めるべき】では『あてはまる』(「とてもあてはまる」+「ややあてはまる」)が91.4%、【お米を中心に据えた食生活を推進すべき】でも『あてはまる』は88.2%と、どちらも9割前後の方が同意を示す結果となりました。また、東日本大震災とそれに伴う原発事故は、産直商品の産地でもある東北地方を中心としたエリアに大きな傷跡を残しましたが、【震災被災地域の農業・漁業復興のために協力すべき】では、90.9%の人が『あてはまる』と回答し、産直商品の産地理解や生産者との交流にもつながる【子どもの食育として産地での農業体験を推進すべき】でも『あてはまる』89.8%が、高い割合を占めました。最後に、地域PR・地元PRで影響力が大きいと感じるテレビ番組のジャンルを聞いたところ、「バラエティ」70.2%が最も多くなり、特に影響力が強いと感じる番組名として挙げられたのは、日本各地のオリジナルな行事・習慣を紹介する『秘密のケンミンSHOW』や日本各地の郷土料理を紹介する『満点☆青空レストラン』などでした。

調査結果

「うどん県。それだけじゃない香川県」 vs 「おしい! 広島県」
【全体 n=1000】(単一回答形式、単位:%)
【タレントが魅力的】(単一回答形式、単位:%)
【面白くて笑えた】(単一回答形式、単位:%)
今後、「産直商品」に求めるもの(複数回答形式、上位10位を抜粋)(単位:%)
産直商品関連の意見(単一回答形式、単位:%)
地域PR・地元PRで影響力が大きいと感じる「テレビ番組」のジャンル(複数回答形式、単位:%)
調査実施先:パルシステム生活協同組合連合会調べ