「女性の“ゆかた”事情」に関する調査 |
|
|
調査結果の概要
株式会社ドゥ・ハウスは、自社のインターネットリサーチサービス『myアンケート』を利用し、全国の20歳~39歳の女性を対象に「ゆかた」に関するWEBアンケートを実施しました。最近のゆかた事情について20代、30代の女性に聞いたところ、20代で54.3%、30代で52.0%と、約半数が自分のゆかたを持っていることがわかりました。購入時期をみると、2008年以降に購入した方は、20代で53.5%、30代で30.1%でした。30代は2007年以前に購入した割合が高く、ゆかたは比較的若いうちに購入する傾向があるといえそうです。購入形態は単品や帯とセットなど様々ですが、最近購入した方の中では、20代、30代ともに「セット」で購入した割合が最も高く、次いで「ゆかた単品」となりました。「反物」を購入した人は極めて限定的といえます。次に、2008年以降ゆかたを購入した方に、購入場所を聞きました。その結果、街の呉服屋や百貨店、ショッピングモールなどの“実店舗”での購入は76.1%、インターネットでの購入は17.9%でした。「ゆかた単品」「セット」といった購入形態別に購入場所を見ると、「ゆかた単品」は街の呉服屋さんで、「セット」はインターネットで購入する方が多いようです。一方、「反物」については「街の呉服屋」に集中している様子がうかがえます。続いて、最近のゆかたの着用状況について聞いたところ、2012年にゆかたを着用した女性は、20代で27.0%、30代で15.4%でした。30代になると、20代に比べてゆかたの着用率が約半数に低下することが明らかになりました。ゆかたを着るシーンを聞くと、「花火大会」65.0%の割合最も高く、次いで、「お祭り」53.9%、「街中へのお出かけ時」7.2%となりました。「花火大会」「お祭り」の圧倒的な高さが目を惹きますが、特に注目したいのは「街中へのお出かけ時」。夏のイベント以外にもゆかたを着用している若年女性が一定数いる様子がうかがえます。 また、その他の回答として「渡航先でのドレスコード的な扱いとして」という回答もありました。次にゆかたについて気になることを聞くと、最も割合が高いのは「自分で着付けができない・着付けの仕方がわからない」の59.0%。次いで「着崩れてしまう」44.2%、「汗をかく(着ると暑い)」33.7%でした。着付けの難しさ・手間が、ゆかたの着用の障壁になっているといえそうです。