夫婦の飲酒習慣に関するアンケート

  • 調査期間
  • 2013/02/25~2013/02/26
  • 調査対象
  • 全国の20代~40代の既婚男女で、お酒を飲む人 490名
  • 調査方法
  • インターネット調査(マーシュの自社モニター )

調査結果の概要

インターネット調査会社の株式会社マーシュでは、20代~40代既婚男女でお酒を飲む人を対象に、「夫婦での飲酒習慣に関するアンケート」を実施しました。はじめに、配偶者もお酒を飲むかどうかを尋ねたところ、「二人ともお酒を飲む」73.3%、「お酒を飲むのは自分だけ」26.7%となりました。配偶者もお酒を飲むという回答者に対し、自宅や外出先で、夫婦で一緒にお酒を飲むことがどれぐらいあるか尋ねました。その結果、「たまにある」が49.3%で最も多くなり、「よくある」37.9%と合わせると87.2%の人が、夫婦で一緒にお酒を飲む時間を持っていることがわかりました。また、夫婦で一緒にお酒を飲む時間は自分にとってどのような時間であるか尋ねたところ、「楽しい」(64.2%)、「コミュニケーション」(62.3%)、「リラックスできる」(58.1%)、「安らぎ・癒し」(45.4%)の順に多くなりました。男女で目立った差が見られたのは「ストレス解消」で、男性が32.0%であるのに対し、女性は45.9%となっています。また、就労状況別で比較すると、共働きの世帯では「安らぎ・癒し」「グチを聞いてあげる」「グチを聞いてもらう」の3つが、共働きでない世帯に比べて5ポイント以上高くなりました。続いて、夫婦で一緒にお酒を飲む機会や時間を、今よりも増やしたいと思うか尋ねました。「増やしたい」と答えた人(増やしたい・どちらかといえば増やしたい、の合計)は52.7%で、全体の5割強となり、「今のままでよい」は43.5%、「減らしたい」と答えた人は3.9%で、ごく少数となりました。配偶者がお酒を飲むかどうかに関わらず、夫婦で一緒にお酒を飲む機会や時間を持ちたいと思うかどうか尋ねたところ、「あった方がよい」(あった方がよい・どちらかといえばあった方がよいの合計)が約8割となりました。男女別に見ると、「あった方がよい(どちらかといえば含む)」と答えた割合は女性に比べて男性の方が20ポイントも高くなりました。

調査結果

ご夫婦のうち、お酒を飲む方はどなたですか。あてはまるものをお選びください。(1つ選択、n=490)(単位:%)
ご自宅および外出先で、ご夫婦で一緒にお酒を飲むことはありますか。(1つ選択、対象:自分も配偶者もお酒を飲む人、n=359)(単位:%)
あなたにとって夫婦で一緒にお酒を飲む時間は、どのような時間ですか。あてはまるものをお選びください。(複数選択可、n=313)(単位:%)
「夫婦で一緒にお酒を飲む機会や時間」について、あなたのお気持ちに最も近いものをお選びください。(1つ選択、n=313)(単位:%)
前問で、そのようにお答えになった理由をお聞かせください。(自由回答、n=313)

「増やしたい」「どちらかといえば増やしたい」と答えた人の理由(n=165)
『仕事が終わる時間がいつも遅いのでコミュニケーションをもっと取りたいから』(30代男性/たまにある)
『普段聞き出すことが難しい話題に踏み込める』(40代男性/たまにある)
『仲が良いのは子供にも良い影響を与えるので。日々楽しい気持ちになれるので。』(40代男性/よくある)
『夫が忙しく、子どもも小さいため外食もできないので、家でゆっくりと過ごすこの時間がとても幸せだから』(20代女性/よくある)
『お互いの今が分かるし、相手が疲れている様子があれば気遣ってあげられる。普段、子供たちが聞いている中では話せないこともあるので、夫婦だけの時間は必要。』(30代女性/よくある)

「今のままでよい」と答えた人の理由(n=136)
『今も結構な頻度で一緒に飲んでおり、夫婦での飲酒の時間はたっぷり取れているため。現状を維持したいです。』(20代男性/よくある)
『増やすほど酒好きでもなく、かと言ってなくなるのも避けたい』(30代男性/たまにある)
『強制もないし、お互いが飲みたいと思ったときに飲むのでちょうどいい。』(30代女性/たまにある)
『夫は節酒中なので、週末に一緒に飲むくらいがちょうど良い。』(40代女性/たまにある)

「減らしたい」「どちらかといえば減らしたい」と答えた人の理由(n=12)
『ちょっとお酒自体を減らしたほうが健康のために良さそうなので』(40代男性/よくある)
『酒代がばかにならないし、何より二人とも太ってしまったから。』(30代女性/よくある)

「夫婦で一緒にお酒を飲む機会や時間」は、あった方がよいと思いますか。最も近いものをお選びください。(1つ選択、n=177)(単位:%)
前問で、そのようにお答えになった理由をお聞かせください。(自由回答、n=177)

「あった方がよい」「どちらかといえばあった方がよい」と答えた人の理由(n=139)
『普段、子育てなどの理由で夫婦でお酒を飲みながら、色々な話をする機会がないため。』(20代男性)
『一緒の時間が多いに越したことはない』(30代男性)
『お互いにほろ酔いの場で話すことで、普段の会話とは違った突っ込んだ話ができると思うから。』(40代男性)
『2人で何かを楽しむ時間も必要だと思うから』(20代女性)
『普段は子供優先というか、子育てに追われていて、夫婦2人でゆっくりする機会が少ないので、そういう機会があったほうが良いのかな、とは思う。』(30代女性)
『シラフでは言えないこともあるので、お酒の力を借りて。それと夫婦でお酒を飲む時間が楽しいので。』(40代女性)

「どちらともいえない」と答えた人の理由(n=26)
『酒は潤滑油のような働きをすることもありますが、逆の場合もあってケースバイケースだと思います。』(40代男性)
『お酒がなくてもコミニュケーションはとれるので関係ない』(40代女性)

「ない方がよい」「どちらかといえばない方がよい」と答えた人の理由(n=12)
『子供がいることもあり、酔った姿はみっともない。』(40代男性)
『外食などした時に車の運転をしてもらえるので便利だから』(40代女性)

調査実施先:株式会社マーシュ