今後の生活に関するアンケート(2)

  • 調査期間
  • 2012/11/02~2012/11/18
  • 調査対象
  • 全国の満18~69歳男女個人 1,149名(性別:男性 551名、女性 598名、地域別:東日本(北海道、東北、関東) 524名、それ以外 625名)
  • 調査方法
  • 訪問面接法

調査結果の概要

((1)より続く)夫婦関係の現状について時系列でみると、「配偶者とは困ったときに相談しあっている」「配偶者とはよく会話をしている」「配偶者と余暇や休日を一緒に楽しむことが多い」にあてはまると回答した割合は、1995年以降、おおむね右肩上がりに高くなっています。「経済的に配偶者を頼りにしている」について見ると、1995年以降、女性は増加している一方で、男性は2010年(42.6%)から2012年(34.1%)にかけて減少しています。親子関係の現状については、父母とも、「子どもとはよく会話をしている」「子どもと余暇や休日を一緒に楽しんでいる」「子どもに頼りにされている」という項目にあてはまる(「あてはまる」または「どちらかといえばあてはまる」)と答えた割合が過去最高となりました。父母を比較すると、母親の方が全ての項目についてあてはまると答えた割合が高くなっています。家庭の役割意識を尋ねた結果、「夫は外で働き、妻は家庭を守るべきである」に、そう思う(「そう思う」と「どちらかといえばそう思う」の合計)と答えた割合は43.0%、そうは思わない(「そうは思わない」と「どちらかといえばそうは思わない」の合計)は55.5%でした。時系列でみると、「夫は外で働き、妻は家庭を守るべきである」「夫は、家庭よりもまずは仕事を優先させるべきだ」という意見にそう思うと答えた割合は、2010年から2012年にかけて男女とも高まっています。女性(妻)が「経済的に配偶者を頼りにしている」割合は過去最高になっています。伝統的な父親(男性)像に対する評価が高まりました。誰と一緒にいるときに充実感を感じるか尋ねると、「家族と一緒に過ごすとき」「友人や仲間と過ごすとき」の割合が高くなっています。何をしているときであるかをみると、「趣味活動やスポーツをしているとき」が49.3%と、最も高くなりました。人生設計の状況について尋ねたところ、「ほとんど設計ができている」は4.7%、「ある程度設計ができている」は27.5%となり、両者を足した割合は1995年以降1割台でしたが、今回調査では3割を超える結果となりました。人生設計を「気にしているがあまり考えていない」または「まったく考えていない」人にその理由を尋ねたところ、「現在の生活だけで精一杯だから」が54.5%で最も多くなりました。しかし、その割合は、97 年以降で最も低くなっています。

調査結果

夫婦関係の推移(「あてはまる」または「どちらかといえばあてはまる」と答えた割合、単位:%)
親子関係の推移(父母別、「あてはまる」または「どちらかといえばあてはまる」と答えた割合、対象:高校生以下の子供がいる人)
【父親】(単位:%)
【母親】(単位:%)
家庭の役割意識の推移(性別)
【男性】(単位:%)
【女性】(単位:%)
充実感があるとき(全体、複数回答)
【誰かと過ごすとき】(単位:%)
【何かをするとき】(単位:%)
人生設計(全体、単位:%)
人生設計を考えていない理由(5項目抜粋、単位:%)
調査実施先:(株)第一生命経済研究所