2013年 新成人800人の意識調査(2) |
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調査結果の概要
((1)より続く)現在「交際相手がいる」と回答した割合は男性19.3%、女性34.5%でした。男性では2011年の調査時に次ぐ低い割合となっています。「交際相手がいる」女性は34.5%と、近年では比較的高い割合となりました。恋愛・交際経験の有無に関係なく「恋愛」についての意見を聞いた結果、「交際相手に束縛されたくない」との回答が男性63.3%、女性68.5%で男女の合計でトップとなりました。全体の62.3%は、交際相手を作るには積極的な活動が必要であると回答しましたが、その一方で61.6%は自身を積極的ではないと考えているようです。また男性の51.3%は「交際相手をつくるにはどうしたら良いか教えてくれる人がいない」と回答しました。実際に交際相手ができた手段として10.4%がfacebookなどのSNS経由をあげました。これは合コン(5.0%)の2倍の数値となります。結婚したいと考える新成人の割合は男性80.6%、女性82.5%で、この割合は約10年間ほぼ同様の数値を示しており、近年上昇している生涯未婚率の高まりを想像させる結果といえます。現在の経済不況が結婚意向にどのような影響を与えているか聞いたところ、男性の62.3%と、女性の62.5%は結婚を先延ばしにすると回答し、さらに33.9%の新成人が経済不況の影響により、結婚は減少すると考えています。自分自身の結婚したいという気持ちについては、強まるとの回答が女性は21.0%と、男性10.8%の約2倍となりました。一方、結婚したい気持ちは弱まると回答した男性26.8%に対して女性は15.3%にとどまっています。今後の生活がどのようになると思うかとの問いに、「よくなる」との回答は18.5%にとどまり、「悪くなる」は47.6%でした。さらに、新成人の子どもたちの世代においても「悪くなる」が38.1%となり、これからの世の中に明るい期待をもっている新成人は少数派であることが窺えます。新成人たちが友人や交際相手とのコミュニケーションの手段として何を利用するのかについて聞きました。最多となったのは「スマートフォンでのメール」の50.0%、次いで「携帯電話でのメール」43.5%となりました。前回の調査時には「スマートフォンでのメール」は25.4%、「携帯電話でのメール」は71.4%であり、この1年間でコミュニケーションツールの構成は大きく変化しています。親との関係について、82.8%の新成人たちは、親は「あたたかい」と思い、71.8%は親から理解されていると感じていることがわかりました。