2013年 新成人800人の意識調査(1)

  • 調査期間
  • 2012/12/04~2012/12/13
  • 調査対象
  • 1992年4月2日-1993年4月1日生まれの未婚男女 800名(男性:400名、女性:400名)
  • 調査方法
  • 楽天リサーチ株式会社によるインターネットを利用したクローズ調査

調査結果の概要

株式会社オーネットは、2013年1月に成人式迎える全国の独身男女を対象に恋愛・結婚・社会参加意識などについて調査を実施し、結果をまとめました。自分自身をどのように考えているかという問いに対し、「人からペースを崩されたくない」が88.6%で最も多く、次いで「人に気を遣うタイプ」83.8%となりました。この傾向は、2007年以降続いています。今回、減少傾向が見られた「理想が高い」との回答は68.8%であり2007年の調査時に比べ約10%の減少となりました。「いじめを体験したことがある」との回答は52.0%にのぼり、2人に1人はいじめられたことがあると感じていることがわかりました。続いて、自分を「おとな」だと思うかどうか尋ねると、男性は64.8%、女性では81.0%が「思っていない」と回答し、自分を「おとな」であると思っている新成人は、わずか3人に1人という結果となりました。また、女性よりも男性の方が、自分を「おとな」と考える割合が約16%高くなりました。現在の不安については、各質問項目において軒並み低い割合となりましたが、最も回答が多かったのは「今後の進路」で56.6%、ついで「今の仕事や勉強」の44.0%でした。前回の調査時から、不安であるとの回答が増加したものとして、24.1%の「結婚」があげられます。晩婚化や生涯未婚率の上昇といった結婚を取り巻く問題は、結婚に対する「不安」が大きく影響しているといえるでしょう。政治政策として最も重視してほしいと考える項目は「雇用問題」(36.4%)で、さらに「不況克服のための景気対策」19.3%、「新卒内定率最善対策」17.3%などが続き、新成人を取り巻く厳しい就職環境を反映した結果となりました。仕事意識について、「仕事場でも自分らしさを大切にしたい」と考える割合は44.3%にとどまり、2012年の51.6%から7.3%の減少となりました。同様に「会社では出世したい」の割合も25.5%と2012年から8.1%減少し、更に「就職する会社は、規模が大きいほうがよい」は15.1%と、4.2%の減少となっています。ここでも、新成人を取り巻く就職環境を反映し、とにかく「就職する」ことが最も重要だと考えられている様子が窺えます。仕事とは何であると考えているか尋ねたところ、各項目において回答の割合が低下し、2012年の新成人と比較すると「経済的な自立のため」8.8%、「責任を持つもの」8.5%、などが特に大きく減少しています。仕事に対して意欲や希望などを感じる新成人は少ないといえそうです。((2)に続く)

調査結果

2013年新成人のプロフィール
【自分のタイプ】(「あてはまる」の割合、n=800)(単位:%)
【20歳の自分を“おとな”だと思っているか】(単位:%)
2013年新成人の現在
【現在の不安】(複数回答、10項目抜粋、n=800)(単位:%)
【政治に期待すること】(10項目抜粋、単位:%)
2013年新成人の仕事意識
【仕事観】(10項目抜粋、n=800)(単位:%)
【あなたにとって仕事とは】(n=800、単位:%)
調査実施先:株式会社オーネット