インフルエンザに関するアンケート

調査結果の概要

インターネット調査会社の株式会社マーシュでは、全国の15歳～69歳男女を対象に「インフルエンザに関するアンケート」を実施しました。これまでのインフルエンザ罹患経験についてたずねたところ、49.1％の人が「ある」と回答しました。そのうち2回以上罹ったことがある人は26.8％、1回だけ罹ったことがある人は22.3％、「ない」という人は41.1％で、「わからない」は9.8％でした。次に、今シーズン（2012年-2013年にかけて）の予防接種についてたずねたところ、「今のところ受ける予定はない」という人が最も多く49.1％、「すでに受けた」人は9.2％で1割未満、「これから受ける予定である」は25.1％でした。アンケートを実施した11月上旬時点で接種済みの人はおよそ1割で、これから受ける予定の人と合わせても全体の3人に1人程度となっています。すでに受けた、または受ける予定と回答した人に予防接種の費用についてたずねたところ、全体の48.5％の人が「全額自己負担」と回答しました。続いて、予防接種を全額自己負担で受けた（または受ける予定である）と回答した人に費用をたずねると、「3,000円～3,999円」との回答が最も多く46.3％、次いで「2,000円～2,999円」26.0％でした。昨シーズン（2011年-2012年にかけて）の予防接種については、「受けた」30.6％、「受けなかった」67.9％となり、前回調査と同様、受けなかった人の方が多い結果になりました。予防接種を受けたかどうかに関わらず、昨シーズンにインフルエンザに罹ったかどうかをたずねたところ、「罹らなかった」という人が大多数で88.8％でした（前回調査は87.7％）。「罹った（医療機関で診断を受けた）」という人は6.9％で1,800人中125人、このうち約半数の66人は昨シーズンの予防接種を「受けた」と回答しています。昨シーズン罹患者インフルエンザに感染したと思われる場所について、最も多かったのは、前回調査と同じく「職場・学校」で40.8％、次いで「自宅」24.8％となりました。ワクチンの接種状況に関係なくすべての人に、どれくらい予防効果が期待できると思うかたずねると、発症の予防については69.2％、罹（かか）った場合の重症化の予防については71.1％と、それぞれ約7割の人が「期待できる」と回答しました。（大いに期待できる、期待できる、少し期待できる、の合計）前回の調査と比較してみると、発症の予防が-2.5％、重症化の予防が-2.3％とわずかですが。いずれも低くなっています。

調査結果