2012年　10代が選ぶ重大ニュース

調査結果の概要

セーラー万年筆株式会社では、全国の10代を対象に、今年の重大ニュースをアンケートしました。今年、10代が最も関心を寄せたニュースは「ロンドンオリンピックで日本人が活躍（吉田選手の国民栄誉賞受賞含む）」（207票）でした。「ロンドンオリンピック開催」（75票）と合せると、ロンドンオリンピック関連が、282票という結果になりました。日本のメダル獲得数が、04年のアテネオリンピックの37個を上回る38個と、過去最多を記録したことが印象に残ったようです。2位の「衆議院解散総選挙（民主党離党者続出、政治混乱含む）」（128票）は、流行語でも「近いうち解散（野田首相）」が2位にランクされたことからも分かるように、10代世代にとってもインパクトのあるイシューだったことが伺えます。「領土問題（尖閣諸島、竹島）」（116票）問題が3位にランクされるなど、社会一般部門の中でも政治関連のトピックスが100票を超える結果となりました。同様に、同じ社会一般部門で5位にランクされた「山中教授、iPS細胞でノーベル生理学・医学賞を受賞」（63票）も、「iPS細胞」が流行語の3位に登場しており、注目の高さが伺えます。今年を振り返ると、総じて「日本人の活躍」が大きく印象に残ったようです。『社会一般部門』では、凶悪事件に関連する「尼崎連続殺人事件」（31票）、「オウム真理教 指名手配犯 逮捕」（25票）が、トップ10にランクされる一方で、「東京スカイツリー開業」（35票）という明るい話題がこれらを抑えて5位にランクされました。『スポーツ部門』では、ロンドンオリンピック関連が大きく票を集めましたが、3位「読売ジャイアンツ日本シリーズ優勝（リーグ優勝含む）」（46票）、5位「イチロー電撃移籍」・「日本ハムファイターズ リーグ優勝」（共に7票）、7位「金本外野手の現役引退」（6票）、9位「大阪桐蔭、春夏連覇」（5票）、10位「ダルビッシュ有メジャーデビュー」（4票）と、野球関連のトピックスが並びました。野球の根強い人気が伺えます。『文化・芸能部門』では、昨年に引き続いて人気のあった2位「AKB関連」（44票）や、流行語でダントツの1位（ワイルドだぜぇ）だった3位「スギちゃん関連」（13票）をおさえて、「森光子さん死去」（45票）が1位を獲得。10代にとっても偉大な女優だったようです。『最も印象に残った流行語』は、スギちゃんの「ワイルドだぜぇ」（318票）が他を大きく引き離して1位にランク。2位は野田首相の「近いうち解散」（27票）で、政治家の言葉がそのまま流行語になる現象も見られました。

調査結果