「冬に行きたい旅先」に関するアンケート調査

調査結果の概要

JTBは「冬に行きたい旅先」と題して、JTBホームページ会員向けWEBアンケートを実施し、調査結果をまとめました。はじめに、冬はどんなところへ旅行に行きたいか尋ねたところ、半数近い46.4％が「寒い冬の良さを楽しめるところ」と回答し、冬の良さを楽しむ旅行へ出かけたいとの意向が表れました。一方で、「冬はあまり旅行に行きたくない」と回答した人も2割にのぼりました。旅先ではどんなことを楽しみたいかと尋ねると、第1位は「温泉」で42.0％の回答、次いで「旬の食材を使った食事やお酒」16.8％、「流氷やオーロラなどの冬景色や雪の景色」と回答した人が16.2％とほぼ同じ割合で続きます。寒い冬の良さを楽しめる旅行先では、国内を回答する人が多く、上位10件中8件が国内でした。第1位の北海道では、雪まつりや流氷など、冬の北海道でしか見られないものを見たいとの回答が多く寄せられました。また、温泉をあげる人も多く、「雪見の露天風呂」など冬ならではの景色の中で温泉を楽しみたいとの回答が見られました。その他には、長野、新潟、群馬、山形など温泉とウィンタースポーツが楽しめることで有名な県が多くランクインしました。7位の石川では行きたい場所として金沢をあげる人が多く、選んだ理由としては食事、お酒、兼六園との回答が多く寄せられました。9位の岐阜では、行きたい場所として白川郷、奥飛騨、行きたい理由は雪景色と温泉との回答が多く見られました。7位の石川、9位の岐阜ともに、冬景色が印象的なことからランクインしたものと考えられます。また、行きたい理由として「オーロラ」と回答した人も多く、行きたい旅先として、3位にカナダ、10位にフィンランドがランクインしました。「寒い冬を避けた暖かいところ」へ行きたい人が選んだ旅先としては、「沖縄」、「ハワイ」が人気を二分しました。「寒い冬の良さを感じられる場所」と比較すると、海外がランクインしているのが目立ちます。5位の静岡を選んだ人は伊豆をイメージしている人が多く、理由として気候と温泉をあげており、温暖なイメージが定着しているものと見られます。「冬にあまり旅行に行きたくない」理由は59.8％の人が寒さが苦手と回答、この時期は外出そのものを避けたいと考えているものと見られます。冬に旅へ出かけたくなるのはどんな時か尋ねたところ、一番多い回答は「休暇が取れたとき」と直接的な理由があげられましたが、食事などの味覚や、お祭りやイルミネーションなどの視覚から旅をイメージする人も多く見られます。一方、気温や天気がきっかけになることはあまり多くないようです。

調査結果