Jリーグサポーター調査

  • 調査期間
  • 2012/08/28~2012/08/29
  • 調査対象
  • 全国のJ リーグ観戦経験のある20代~60代 1,000人(予備調査(5/15-20、3万人対象)で、J リーグについて「会場で生観戦することがある」と答えた1,632人を対象に実施)
  • 調査方法
  • インターネット調査

調査結果の概要

産業能率大学スポーツマネジメント研究所は、予備調査(5月15日~20日)で、Jリーグについて「会場に行って生観戦することがある」と答えた全国の20代から60代を対象に、Jリーグ各チームのサポーターに関する調査を実施しました。調査の結果、応援しているチームでもっとも割合が高かったのは「浦和レッズ」で10.9%、次いで「横浜F・マリノス」(6.8%)、「名古屋グランパス」(6.6%)、「コンサドーレ札幌」(6.1%)、「ガンバ大阪」(6.0%)が続いています。結果を概観するとサポーターが極度に一極集中することなく分散しています。「地域に根ざしたスポーツクラブを核としたスポーツ文化の振興」を目指すJリーグの理念の浸透を実感できます。次に、応援しているチームについて、その理由を尋ねたところ、「地元のチームだから」が65.7%で群を抜いて高く、これに「好きな選手がいるから」(26.6%)、「出身地のチームだから」(20.5%)、「スタジアムが近いから」(17.3%)、「地域貢献しているから」(11.8%)が続いており、地域性にかかわる項目が上位にあります。応援しているチームがあると回答した919人を対象に、そのチームのホームゲームの観戦率を尋ねました。これを全チームまとめて集計した結果、「ほとんど行かない」「まったく行かない」があわせて約45%とおよそ半数に達しました。一方、「ほぼ100%」は1割を超えて10.8%となりました。続いて、応援しているチームのアウェーゲームの観戦率を尋ね、これを全チームまとめて集計した結果、「ほとんど行かない」「まったく行かない」があわせて約80%に達しました。続いて、J1各チームのスポンサー(胸、背中、袖、パンツ)を一覧で表示し、スポンサーの表示とチームが一致するかどうか尋ねました。調査では、チーム名を伏せて、スポンサー名だけを表示し、「表示名とチームが一致する」「表示名だけは知っている」「表示名自体を知らない」の三択で回答を求めています。その結果、「表示名とチームが一致する」割合がもっとも高かったのは、胸スポンサーでは「白い恋人」で73.8%、背中スポンサーは「MITSUBISHI MOTORS」50.1%、袖スポンサーは「ANA」39.7%、パンツスポンサーは「TOKYO GAS」で30.0%となりました。

調査結果

応援しているチーム(上位10項目抜粋、n=1,000)
順位チーム名人数割合(%)
1浦和レッズ10910.9
2横浜F・マリノス686.8
3名古屋グランパス666.6
4コンサドーレ札幌616.1
5ガンバ大阪606.0
6鹿島アントラーズ555.5
7FC東京424.2
8清水エスパルス414.1
9ベガルタ仙台383.8
10柏レイソル343.4
サンフレッチェ広島
応援している理由(全体集計、上位10項目抜粋、複数回答、n=919)
順位好きなチームの理由人数割合(%)
1地元のチームだから60465.7
2好きな選手がいるから24426.6
3出身地のチームだから18820.5
4スタジアムが近いから15917.3
5地域貢献しているから10811.8
6戦術が好きだから10511.4
7伝統のあるチームだから10111.0
8スタンドでの居心地が良いから9910.8
9監督が好きだから879.5
10家族が応援しているから808.7
ホームゲームの観戦率(n=919)
選択肢人数割合(%)
ほぼ100%9910.8
75%程度465.0
50%程度424.6
33%程度333.6
25%程度525.7
10%程度22224.2
ほとんど行かない33536.5
まったく行かない909.8
アウェーゲームの観戦率(n=919)
選択肢人数割合(%)
ほぼ100%182.0
75%程度80.9
50%程度212.3
33%程度161.7
25%程度303.3
10%程度9810.7
ほとんど行かない33436.3
まったく行かない39442.9
胸スポンサー一致度(J1、上位5項目抜粋、※実際の調査ではチーム名を非表示)(単位:%)
背中スポンサーの一致度(J1、上位5項目抜粋、※実際の調査ではチーム名を非表示)(単位:%)
袖スポンサーの一致度(J1、上位5項目抜粋、※実際の調査ではチーム名を非表示)(単位:%)
パンツスポンサーの一致度(J1、上位5項目抜粋、※実際の調査ではチーム名を非表示)(単位:%)
調査実施先:産業能率大学