Jリーグサポーター調査 |
|
|
調査結果の概要
産業能率大学スポーツマネジメント研究所は、予備調査(5月15日~20日)で、Jリーグについて「会場に行って生観戦することがある」と答えた全国の20代から60代を対象に、Jリーグ各チームのサポーターに関する調査を実施しました。調査の結果、応援しているチームでもっとも割合が高かったのは「浦和レッズ」で10.9%、次いで「横浜F・マリノス」(6.8%)、「名古屋グランパス」(6.6%)、「コンサドーレ札幌」(6.1%)、「ガンバ大阪」(6.0%)が続いています。結果を概観するとサポーターが極度に一極集中することなく分散しています。「地域に根ざしたスポーツクラブを核としたスポーツ文化の振興」を目指すJリーグの理念の浸透を実感できます。次に、応援しているチームについて、その理由を尋ねたところ、「地元のチームだから」が65.7%で群を抜いて高く、これに「好きな選手がいるから」(26.6%)、「出身地のチームだから」(20.5%)、「スタジアムが近いから」(17.3%)、「地域貢献しているから」(11.8%)が続いており、地域性にかかわる項目が上位にあります。応援しているチームがあると回答した919人を対象に、そのチームのホームゲームの観戦率を尋ねました。これを全チームまとめて集計した結果、「ほとんど行かない」「まったく行かない」があわせて約45%とおよそ半数に達しました。一方、「ほぼ100%」は1割を超えて10.8%となりました。続いて、応援しているチームのアウェーゲームの観戦率を尋ね、これを全チームまとめて集計した結果、「ほとんど行かない」「まったく行かない」があわせて約80%に達しました。続いて、J1各チームのスポンサー(胸、背中、袖、パンツ)を一覧で表示し、スポンサーの表示とチームが一致するかどうか尋ねました。調査では、チーム名を伏せて、スポンサー名だけを表示し、「表示名とチームが一致する」「表示名だけは知っている」「表示名自体を知らない」の三択で回答を求めています。その結果、「表示名とチームが一致する」割合がもっとも高かったのは、胸スポンサーでは「白い恋人」で73.8%、背中スポンサーは「MITSUBISHI MOTORS」50.1%、袖スポンサーは「ANA」39.7%、パンツスポンサーは「TOKYO GAS」で30.0%となりました。
調査結果
- 応援しているチーム(上位10項目抜粋、n=1,000)
順位 チーム名 人数 割合(%) 1 浦和レッズ 109 10.9 2 横浜F・マリノス 68 6.8 3 名古屋グランパス 66 6.6 4 コンサドーレ札幌 61 6.1 5 ガンバ大阪 60 6.0 6 鹿島アントラーズ 55 5.5 7 FC東京 42 4.2 8 清水エスパルス 41 4.1 9 ベガルタ仙台 38 3.8 10 柏レイソル 34 3.4 サンフレッチェ広島 - 応援している理由(全体集計、上位10項目抜粋、複数回答、n=919)
順位 好きなチームの理由 人数 割合(%) 1 地元のチームだから 604 65.7 2 好きな選手がいるから 244 26.6 3 出身地のチームだから 188 20.5 4 スタジアムが近いから 159 17.3 5 地域貢献しているから 108 11.8 6 戦術が好きだから 105 11.4 7 伝統のあるチームだから 101 11.0 8 スタンドでの居心地が良いから 99 10.8 9 監督が好きだから 87 9.5 10 家族が応援しているから 80 8.7 - ホームゲームの観戦率(n=919)
選択肢 人数 割合(%) ほぼ100% 99 10.8 75%程度 46 5.0 50%程度 42 4.6 33%程度 33 3.6 25%程度 52 5.7 10%程度 222 24.2 ほとんど行かない 335 36.5 まったく行かない 90 9.8 - アウェーゲームの観戦率(n=919)
選択肢 人数 割合(%) ほぼ100% 18 2.0 75%程度 8 0.9 50%程度 21 2.3 33%程度 16 1.7 25%程度 30 3.3 10%程度 98 10.7 ほとんど行かない 334 36.3 まったく行かない 394 42.9