不動産情報サイト利用者意識アンケート調査(1) |
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調査結果の概要
不動産情報サイト事業者連絡協議会では、不動産情報サイトでの物件検索経験者を対象に、「不動産情報サイト利用者意識アンケート」を実施しました。はじめに、インターネットでの物件検索後、実際に不動産会社に問合せをしたか尋ねたところ、実際に不動産会社に問合せをした人は全体の72.5%と7割以上を占め、問合せ率(検索者に占める問合せ者の割合)は、賃貸物件検索者が66.7%、売買物件検索者が79.2%となっており、売買検索者の方が12.5ポイントも高い結果となりました。問合せた不動産会社数については、トップは「3社」で27.4%、次いで「2社」が24.8%となり、平均は3.1社となりました。また、賃貸検索者の平均問合せ社数は、売買検索者(平均3.5社)よりも0.8社少なく、2.7社となりました。不動産会社への問合せ方法は、「メール」63.9%が「電話」53.5%を10ポイント以上上回りましたが、賃貸検索者では「メール」利用が60.1%と前年比11.4ポイント減、「電話」利用が同11.7ポイント増の57.2%となり、差が大きく縮まりました。問合せから契約までにかかった期間の短縮が影響しているようです。問合せをした不動産会社を選んだ理由について尋ねたところ、賃貸・売買ともに「条件に合う物件情報を提供していたから」との回答が、最も多くなりました。また、2位は「希望する物件の地域にあったから」で、賃貸・売買ともに地元志向が強まっている様子が窺えます。また、賃貸では「ネットに多くの物件を掲載していたから」が同率2位となり、ネットによる情報提供にも期待が寄せられる結果となりました。問合せに対する不動産会社の対応の満足度については、「満足」+「やや満足」の合計が、前年比1.8ポイント増の66.8%、売買では68.1%となりました。続いて、問合せ後、実際に不動産会社を訪問したかを尋ねました。訪問率(※「訪問していない」という回答以外の合計)は、前年比4.9ポイント増の79.7%と8割に迫る結果となり、賃貸については、訪問率が11.7ポイントも上昇しました。売買では、問合せ率・訪問率ともに僅かな上昇に止まりました。また、回答の中では「問合せをした不動産会社に加え他の会社も訪問」の増加が目立ちました。不動産会社を訪問後に物件の契約をした人は、前年比8.5ポイント増加し、3分の2を超えました。賃貸契約者は同11.0ポイントの大幅増で、特に「問合せをした不動産会社でネットで探した物件を契約した」ユーザーの伸びが大きくなりました。((2)に続く)
調査結果
- 問合せをした不動産会社を選んだ理由は?(単位:%)
全体
(n=1,314)賃貸
(n=649)売買
(n=665)条件に合う物件情報を提供していたから 69.4 68.4 70.4 希望する物件の地域にあったから 39.8 38.2 41.4 ネットに多くの物件を掲載していたから 34 38.2 29.9 社名を知っていたから 29.7 27.3 32 会社案内(会社の写真等)が詳しく紹介され、安心感が持てたから 7.4 7.4 7.4 検索エンジン(Yahoo!等)ですぐに見つかったから 7.1 5.9 8.3 その他 2.7 3.5 2 - 問合せに対する不動産会社の対応の満足度は?(単位:%)
- 問合せ後、実際に不動産会社を訪問されましたか?(単位:%)
- 不動産会社を訪問後、物件の契約をされましたか?(単位:%)