花の購入について

調査結果の概要

オークネット総合研究所は、インターネット上にて「花の購入について」と題したアンケートを実施しました。過去1年間に自宅鑑賞用に花を購入したか尋ねたところ、「購入あり」との回答は全体の65.1％にのぼりました。自宅鑑賞用の花を購入する際、利用する場所と頻度については、『よく利用』と『たまに利用』を合わせると、「花屋」（78.3％）の利用が最も高く、全体の約8割を占めています。「スーパーマーケット」（62.1％）、「ホームセンター」（60.3％）も比較的多く利用されていることがわかりました。一方、近年市場が拡大しているインターネットショップについては「良く利用する」が3.7％、「たまに利用する」が20.3％にとどまり、インターネットで生鮮品を購入することの難しさが窺えます。自宅観賞用の花の購入金額について尋ねると、1回当たりに利用する金額は、男女共に500～1000円が最多（34.1％）となりましたが、女性については15.9％が500円以下を選択し、ワンコイン予算での購入を考えていることがわかります。一方、男性については1000～1500円とする回答が30.7％に上り、同価格の女性（20.6％）の値を大きく上回りました。また、期待する日持ちについては、全体の約半数（50.7％）が「1週間程度」と回答する一方で、2週間程度（19.0％）を期待する声も多く、1週間程度きれいに咲き続ければ約7割、2週間では9割近くが満足すると見られます。最近1年間において、プレゼント用に花を購入した回答者の割合は、自宅観賞用の購入率より低い61.1％という結果となりました。プレゼント用に花を購入する場所については、「花屋」（「良く利用する」26.0％、「たまに利用する」58.7％）との回答が圧倒的に多い結果となりましたが、インターネットショップについては「良く利用する」（6.0％）、「たまに利用する」27.0％となっており、遠方地へ贈るなど、贈答シーンにネットショップが利用されている様子が窺えます。プレゼント用の予算として、2000～3000円が30.4％、3000～5000円が28.1％となり、概ね3000円前後であることがわかりました。プレゼント用に購入した花に期待する日持ちについては、自宅観賞用と大きな差は見られず、「1週間程度」（52.2％）が最多となる一方、「2週間程度」（21.6％）を期待する回答者も多いことがわかりました。現在花き業界で取り組んでいる花の日持ち保証について、「利用したことがある」のはわずか1.2％にとどまり、また利用者を含め「知っている」と回答したのは9.3％となり、認知度の向上が求められる結果となりました。

調査結果