愛犬の健康と愛犬との絆に関する調査(2)

  • 調査期間
  • 2012/05/17~2012/05/23
  • 調査対象
  • 全国のネットエイジアリサーチのモバイルモニター会員を母集団とする「室内で犬を飼っている」20歳以上の男女 2,000名
  • 調査方法
  • インターネット調査

調査結果の概要

((1)より続く)全回答者に対し、万が一に震災が発生した際の対策として、愛犬のための備蓄や防災用品の準備について質問したところ、何らかの準備を行っている人は68.7%となり、7割の人が愛犬の為に防災に備えた準備をしていることがわかりました。準備しているものについては、「予備の食事」が最多で48.5%、次いで「予備の水」(42.1%)と続き、半数近くの人が愛犬用の食事を震災の備えとして用意していることがわかりました。また、「予備のペットシーツ・トイレ用品」(30.9%)、「毛布やバスタオル」(20.1%)、「名札・迷子札」(17.4%)など、避難所での生活や愛犬の迷子などにも備えているようです。東日本大震災以降、愛犬との生活で増えたことを尋ねたところ、「自宅で一緒にいる時間」が最多で42.7%と4割超、次いで、「コミュニケーションをとる回数」が28.9%と、全体の約3割を占めました。一方、「一緒にお出掛けする回数」が19.1%、「ドライブに同行する回数」は13.5%と2割以下にとどまり、アウトドアよりインドアでの触れ合いが増加していることがわかりました。愛犬との絆に感動した作品(テレビドラマやアニメ、映画)について質問したところ、1位「フランダースの犬」(339件)が最も多く、次いで2位「ハチ公物語」(298件)、3位「南極物語」(154件)の順に続きました。また、「感動して泣いてしまうので見られない」との回答も多く見られました。子供のいる回答者に対し、飼い主の家族と愛犬との絆が、子供の精神発達に与えた影響について質問したところ、「とても良い影響を与えている」が51.2%、「やや良い影響を与えている」が31.1%となり、8割を超える人が、愛犬が子供の精神発達に良い影響を与えていると回答しました。子供の学齢別に比較すると、子供の学齢が高くなるにつれて、「とても良い影響を与えている」との回答が多くなる傾向が見られ、愛犬との絆が子供の精神発達に与えた良い影響を、子供の成長とともに、より強く実感している様子が窺えます。また、「とても良い影響を与えている/やや良い影響を与えている」と回答した人に、具体的な影響を尋ねたところ、「思いやりや優しい気持ちを育んだ」が最多で75.3%、次いで「動物とのふれ合い方がわかるようになった」が57.1%と続きました。「ドッグセラピーによる癒し」がより普及して欲しいと思う場所やシーンについては、「高齢者介護施設」が最多で65.0%、次いで「病院」59.9%、「高齢者の単身生活支援」41.9%の順に多い結果となりました。

調査結果

万が一に震災が発生した際の対策として、愛犬のために何らかの準備を行っている人の割合(※複数回答形式の回答結果より算出)(単位:%)
万が一に震災が発生した際の対策として、愛犬のために準備しているもの(複数回答形式、全体 n=2,000)(単位:%)
東日本大震災以降、愛犬との生活で増えたこと(複数回答形式、全体 n=2,000)(単位:%)
愛犬との絆に感動した作品(テレビドラマやアニメ、映画)(自由回答形式、全体 n=2,000)(単位:件)
飼い主の家族と愛犬との絆が、子供の精神発達に与えた影響(単一回答形式)(単位:%)
飼い主の家族と愛犬との絆が、子供の精神発達に与えた具体的な影響(複数回答形式、5項目抜粋、対象:飼い主の家族と愛犬との絆が、子供の精神発達に「良い影響を与えている/やや良い影響を与えている」と回答した人)(単位:%)
「ドッグセラピーによる癒し」がより普及して欲しいと思う場所やシーン(複数回答形式、全体 n=2,000)(単位:%)
調査実施先:ペットライン調べ