人と人とのつながり(絆)に関する調査(1)

  • 調査期間
  • 2012/04/01~2012/04/04
  • 調査対象
  • ネットエイジアリサーチのモバイルモニター会員を母集団とする20歳以上のアルバイト・パートを含む有職者 1,000名
  • 調査方法
  • インターネット調査

調査結果の概要

連合(日本労働組合総連合会)は、20歳以上のアルバイト・パートを含む有職者1,000名を対象に、人と人とのつながり(絆)に関する調査を実施しました。『家族や親戚とのつながり』について「大切だと思う」と回答した割合をみると、身近な人とのつながりを大切だと思う人は多く、特に【子ども】(92.3%)や【配偶者】(87.9%)とのつながりについて「大切だと思う」割合は9割前後と、家族や親戚の中でも特に高い割合を示しました。『職場の上司、同僚とのつながり』について、「大切だと思う」に「どちらかといえば大切だと思う」を加えた合計は、【職場の上司】は83.7%、【職場の同僚】では90.1%となり、職場における人間関係は親戚とのつながりを「大切だと思う」とした割合(87.7%)と同程度に、大切に考えられていることがわかりました。家族とのコミュニケーションについて、コミュニケーションを「とっている」(「頻繁にとっている」と「ある程度とっている」の合計)と回答した割合(※各項目において「該当する人はいない」との回答者を除いた数を基数とした割合)は、配偶者がいる476名では【配偶者】とは87.4%、子どもがいる447名では【子ども】とは89.1%と9割近くとなりました。職場に上司がいる941名のうち、【職場の上司】とコミュニケーションを「とっている」と回答した割合(※に同じ)は、64.5%となりました。【配偶者】とコミュニケーションを「とっていない」と回答した60名に理由をたずねると、多い順に、「お互いの行動・活動の時間が合わない」40.0%、「仕事が忙しく、時間がとれない」30.0%となりました。【子ども】とコミュニケーションを「とっていない」と回答した49名の挙げた理由は、「お互いの行動・活動の時間が合わない」57.1%が最も高くなりました。【職場の上司】とのコミュニケーションを「とっていない」と回答した334名のうち、特に20代について理由をみると、他の年代では「コミュニケーションを取る必要を感じない」と回答した割合が最も高かったのに対して、「何を話題にしていいかわからない」(35.5%)との回答が2番目以下の理由より10ポイント以上高くなりました。職場の人間関係について、各設問項目について「あてはまる」(「あてはまる」と「どちらかといえばあてはまる」の合計)と回答した割合をみていくと、【仕事で困ったときに職場で相談できる人がいる】は79.9%、【職場の人とプライベートでも付き合いがある】は50.8%が「あてはまる」と回答しました。((2)に続く)

調査結果

つながりをどの程度大切だと思うか(単一回答形式、全体 n=1,000)(単位:%)
どの程度コミュニケーションをとっているか
【家族や親戚とのコミュニケーション】(単一回答形式、全体、※それぞれの項目において「該当する人はいない」との回答者を除いて集計した結果)(単位:%)
【職場の上司や同僚とのコミュニケーション】(単一回答形式、全体、※それぞれの項目において「該当する人はいない」との回答者を除いて集計した結果)(単位:%)
配偶者とのコミュニケーションをとっていない、または、とれていない理由(複数回答形式、対象者:配偶者とコミュニケーションを「あまりとっていない」「全くとっていない」人 n=60)(単位:%)
子どもとのコミュニケーションをとっていない、または、とれていない理由(複数回答形式、対象者:子どもとコミュニケーションを「あまりとっていない」「全くとっていない」人 n=49)(単位:%)
職場の上司とのコミュニケーションをとっていない、または、とれていない理由(複数回答形式、対象者:職場の上司とコミュニケーションを「あまりとっていない」「全くとっていない」人 n=334)(単位:%)
職場の人間関係について、あてはまるか
【仕事で困ったときに職場で相談できる人がいる】(単一回答形式)(単位:%)
【職場の人とプライベートでも付き合いがある】(単一回答形式)(単位:%)
調査実施先:日本労働組合総連合会 連合調べ