主婦の節電と暑さ対策に関する調査(1)

  • 調査期間
  • 2012/06/05~2012/06/11
  • 調査対象
  • 全国のネットエイジアリサーチのモバイルモニター会員を母集団とする20~59歳の既婚女性 <有効回答数 1,000サンプル(有効回答母数から1,000サンプルを抽出)>
  • 調査方法
  • インターネット調査(モバイルリサーチ)

調査結果の概要

パルシステム生活協同組合連合会は、20歳~59歳の既婚女性1,000名を対象に、「主婦の節電と暑さ対策に関する調査」を実施しました。まず、家庭で節約を行っているものを聞いたところ、全体では「水道光熱費」が69.6%と、最も高くなりました。年代別にみると、20代主婦では「食品・飲料(お酒を除く)」65.6%、「衣類・ファッション」52.4%、「自分の小遣い」51.2%、「化粧品・美容用品」47.6%で他の年代の主婦よりも10ポイント前後高くなり、他の年代の主婦よりも節約を頑張っている様子が窺えました。節約に関する意識について聞いたところ、家庭で節約をしている953名が『あてはまる』(「非常にあてはまる」と「ややあてはまる」の合計、以下同様)とした割合は、【節約はつかれる】では45.8%、【節約の効果は感じられない】では28.4%となりました。一方で、【節約は楽しい】では、『あてはまる』との割合は29.2%となり、回答者の約3割は節約を楽しんでいることがわかりました。これを年代別にみると、20代主婦、30代主婦では楽しいと感じている割合のほうが高く、40代主婦、50代主婦では楽しいと感じていない割合のほうが高くなりました。【節約を今後も行っていきたい】では、『あてはまる』との割合は90.7%と9割となりました。これを年代別にみると、節約を楽しいと感じている割合が高かった20代主婦、30代主婦の、節約を今後も行っていきたいとする割合は9割を超えており、節約を楽しむことがモチベーション維持につながっている様子が窺えました。昨年の夏の節電で「極力外出する」と回答した134名に対し、どのような場所に行ったか聞いたところ、「ショッピングセンター/ショッピングモール」82.8%、「スーパー」76.1%、「デパート」42.5%と商業施設が上位3項目に並びました。昨年夏に家庭で行った節電対策と今年の夏に家庭で行いたい節電対策の内容を比較すると、「電気製品の使い方を工夫する」、「電力消費ピーク時間に電気製品の使用を控える」ではどちらも14.0ポイント今夏の意向のほうが高く、「うちわ・せんすを使う」では今夏の意向のほうが11.5ポイント高くなりました。また、「体温を下げる食材を料理に使う」では今夏の意向のほうが10ポイント近く高くなっており、電気製品の使い方や使用時間を工夫する家庭、節電として食材を工夫する家庭が、今年の夏は昨年の夏より増えそうです。((2)に続く)

調査結果

家庭で節約を行っているもの(複数回答形式、上位10項目を表示、全体 n=1,000)(単位:%)
家庭で節約を行っているもの(複数回答形式、上位7項目を年代別に表示)(単位:%)
節約に関する意識(単一回答形式、集計対象:家庭で節約をしている人、全体 n=953)(単位:%)
節約に関する意識
【節約は楽しい】(単一回答形式、集計対象:家庭で節約をしている人)(単位:%)
【節約を今後も行っていきたい】(単一回答形式、集計対象:家庭で節約をしている人)(単位:%)
昨年の夏に家庭で行った節電対策(複数回答形式、上位7項目を表示、対象:昨年の夏に家庭で節電を行った人、全体 n=940)(単位:%)
【比較】昨夏の家庭で行った節電対策と今夏に家庭で行いたい節電対策(今年の夏が5ポイント以上高くなっている項目を抜粋、集計対象:昨年の夏に家庭で節電を行い今年の夏も家庭で節電を行いたいと回答した人、全体 n=934)(単位:%)
調査実施先:パルシステム生活協同組合連合会調べ