農業に興味がある学生の実態調査(2) 農業のビジネスキーワードについて

  • 調査期間
  • 2012/05/01~2012/05/06
  • 調査対象
  • 全国のネットエイジアリサーチのモバイルモニター会員を母集団とする農業やその周辺産業に関わる仕事や職業に興味がある12歳~22歳の学生 1,000名(有効回答母数から1,000サンプルを抽出)
  • 調査方法
  • インターネット調査(モバイルリサーチ)

調査結果の概要

■農業に興味がある学生の実態調査(2) 農業のビジネスキーワードについて
パルシステム生活協同組合連合会は、農業やその周辺産業に関わる仕事や職業に興味がある12歳~22歳までの学生1000名を対象に、実態調査を行いました。農業に興味のある学生へ、日本の農業の将来について不安に感じることを複数回答で質問したところ、「後継者問題(人手不足」が最多で、次いで「食料自給率の低下」、「原発事故による風評被害」、「放射性物質の影響」と原発事故による不安が続きました。農業に関する話題のキーワードについてどの程度興味を持っているか、「インターネット直販(販売者として)」について質問したところ、『興味・関心がある(「興味・関心がある」と「どちらかといえば興味・関心がある」の合計) 以下同様』は51.4%となり、生産者と消費者を直接結ぶインターネット販売が持つ可能性への関心の高さが窺える結果となっています。「都市農業(消費地の近くで生産)」では、『興味・関心がある』が63.7%と大きな関心を集めている様子が窺えました。特に、就農意向のある学生では、『興味・関心がある』が81.1%と8割超となっており、就農意向のない学生でも52.4%と半数以上で、都市農業に対する関心の高さが窺えました。他のキーワードで、就農意向のある学生の『興味・関心がある』を絞ってみてみると、「農作物の輸出(海外進出)」は63.0%、「アグリベンチャー(ITを利用した農業、経営の効率化など)」は61.8%、「農業法人(農業の株式化)」は54.8%、「農業インターン(就業体験)」では80.3%となり、その他の学生と比較すると約20ポイント以上高い結果となりました。農業を体験する機会については、「被災地での農業体験(ボランティアを兼ねて)」について「参加してみたいと思う」との回答が71.7%と際立って高い参加意向が見られました。

調査結果

日本の農業の将来について、不安に感じること(複数回答形式、上位5項目抜粋、全体 n=1,000)(単位:%)
【インターネット直販(販売者として)】にどの程度興味・関心があるか(単一回答形式)(単位:%)
【都市農業(消費地の近くで生産)】にどの程度興味・関心があるか(単一回答形式)(単位:%)
【農作物の輸出(海外進出)】にどの程度興味・関心があるか(単一回答形式)(単位:%)
【アグリベンチャー(ITを活用した農業、経営の効率化など)】にどの程度興味・関心があるか(単一回答形式)(単位:%)
【農業法人(農業の株式化)】にどの程度興味・関心があるか(単一回答形式)(単位:%)
【農業インターン(就業体験)】にどの程度興味・関心があるか(単一回答形式)(単位:%)
参加してみたいと思うか(単一回答形式、全体 n=1,000)(単位:%)
調査実施先:パルシステム生活協同組合連合会調べ